食事療法:
慢性腎臓病の治療のために、このような悪循環を断ち切るためにも「食事療法を中心とした生活改善」が、きわめて重要だとされます。精力剤
すなわち、日頃から、腎臓に過度の負担をかけぬよう、低たんぱくと低塩分の食事をとるようにします。
たんぱく質を多量に摂取すると、腎臓の負担が高まるため、その制限と減塩によって、慢性腎臓病の悪化を押さえつつ、腎機能の良化をはかっていくわけです。
ただし慢性腎臓病のための食事療法を行っていると、カロリーの摂取制限を伴いがちなことから、エネルギー不足による、栄養障害のリスクを同時に抱えることになりがちです。
したがって、食事療法も自己流ではだめで、専門医の指導のもと、食品成分表を使いながら、一日の必要カロリー摂取量を計算しながら行うなどの、比較的きめ細かな調整が必要になりますので、注意しましょう。
また日常生活において、腎機能に負担が過度にかからぬよう、働き過ぎを避けて規則正しい生活をおくる、安静にして体に抵抗力をつける、などのアドバイスが医師から成されることも多くあります。
慢性腎臓病の治療は、病院では内科で診察を受けることになります。
現時点では、確立された特効薬があるわけでなく、食事療法と症状に応じた投薬療法が中心になります。
投薬療法:
投薬においては、「原疾患となる病気を治すための薬」「慢性腎臓病の進行そのものを押さえる薬」さらには「高血圧や貧血などの症状に対する薬」の大きく3つがあり、病状に応じて、適切な薬を飲むことによって、最大効果を引き出すことを狙っていきます。
慢性腎臓病が末期になると腎臓が萎縮し、機能的にも正常時の10分の1程度の働きしかできなくなってきます。
そうなると尿の出が悪くなり、心血管系や神経系にさまざまな症状を呈するようになりますが、これは「尿毒症」と呼ばれています。
治療においては、毒素を押さえて、この尿毒症の進行を防ぐ薬が使用される場合もあります。また高血圧などの症状に対しては、血管の収縮を押さえる薬なども近年登場してきており、高い効果があるとして注目されています。中絶薬
いずれにせよ、投薬治療の効果を最大限にするためには、早期治療がひとつのポイント、とされていますので、是非注意しておきたいものです。