日経新聞が偏った報道をしていないのなら欧米投資家は、日米金利差など枝葉の観点に固着し、ドル/円の大きなトレンドの理由がわかっていない。日銀の財務の悪化ぶりに触れていない。彼らが欧米人の代表的意見だとするなら、円安の根本理由(40年間世界ダントツのビリ成長&中央銀行の財務悪化のすさまじさ)や大きな理由(他国はばらまかれたお金を回収している<通貨価値の回復>のに、日本は逆に未来永劫バラマキ続けなければならない(=通貨価値の棄損>)が分かっていない。ならば彼らが気づく前にドル高/円安進行で流失する富を日本内にとどめておかねばならない。彼らが先に気が付けば、日本人に残るべき富も、皆彼らに持って行かれてしまう。 それにしても、日経新聞は、よくもこのような偏った意見のみで紙面を構成したな~と思う。せめてバランスよく意見を並べるべきだろうに。話の内容からしてもデイトレーダーのようなメンバーばかりだし、昔、私が議論していたマーケットの巨匠たちとは格が違う。