上のタイトルの画像(YOUTUBE)を偶然見つけたのは
二週間ほど前のことだ。
ベーム85才の誕生祝の席で、カラヤンが「同僚指揮者」ベームのことを
聴衆に喋っている。
短いフィルムだが、ここに書くにあって十回ほど見て(聴いて)みた。
こちらです。
例を挙げ、禅がどうのと言っている:
「私が撃つ」のではなく「撃たれる」(もしくは「弾が放たれる」)、
「演奏する」のではなく、自然に演奏されるーes musiziert-
つまり、自然にまかせよ、自然体に徹しろ、という主張だろう。
おわりにカラヤンはこう述べている。
最初に(勿論)自分の主張があるが
、
‘dann,es gehen lassen und mit selbstverstaendlichkeit
es sozu erfuellen.
Das ist wahre Meisterschaft und es braucht sehr lange zeit..‘
ボーイ流の解釈は、「自分の音楽の実現にオケを無理矢
理引っ張る
のではなく、オケの自発性に委ねるのが一番です。
それがほんとうのマエストロです。
でもそこに(ベームが或いはカラヤンが)達するまで、とっても
長い時間がかかったのです」
以上は、2008/817の再録です。