タイトルは、5・1の日曜日の朗読個所からの引用です。

基督が復活後に弟子たちの前に現れたときの言葉であります。

(ヨハネ伝20ー29)



以下、大正改訳聖書(1917年)よりの引用です。



20:21イエスまた言ひたまふ

『平安なんぢらに在れ、父の我を遣し給へるごとく、

我も亦なんぢらを遣す』

20:22斯く言ひて、息を吹きかけ言ひたまふ『聖靈をうけよ。

20:23なんじら誰の罪を赦すとも其の罪ゆるされ、誰の罪を留むるとも其の罪と

どめらるべし』

20:24イエス來り給ひしとき、十二弟子の一人デドモと稱ふるトマスともに居ら

ざりしかば、

20:25他の弟子これに言ふ『われら主を見たり』

トマスいふ『我はその手に釘の痕を見、わが指を釘の痕にさし入れ、わが手を

その脅に差入るるにあらずば信ぜじ』

20:26八日ののち弟子たちまた家にをり、トマスも偕に居りて戸を閉ぢおきし

に、イエス來り、彼らの中に立ちて言ひたまふ

『平安なんぢらに在れ』

20:27またトマスに言ひ給ふ

『なんぢの指をここに伸べて、わが手を見よ、

汝の手をのべて、我が脅にさしいれよ、

信ぜぬ者とならで信ずる者となれ

20:28トマス答へて言ふ

『わが主よ、わが神よ』

20:29イエス言ひ給ふ

『なんぢ我を見しによりて信じたり、見ずして信ずる者は幸福なり』