以下は、都知事に再選された石原の産経への寄稿文の一部である。

まったく同感である。ほかに報道されているように、電力消費に関し

自販機の存在とパチンコ業界への批判が陳述されている。



享受してきた平和と安寧なるものが危機に晒されている今、

被った被害の復元に努めるだけではなしに、私たちはもっと

根源的なものへの反省と修復を志すべき時に至ったのではなかろうか。

それは国家存立のために絶対必要な国防という要因に関する安易な

他力本願や、そのすり替えに享受してきた薄っぺらな繁栄、

そしてそれを促進してやまない我欲、物欲、金銭欲、性欲の氾濫と、

それにおもねり続けてきた政治の安易なポピュリズムを淘汰

する決心をしなければ、この国の真の復興、復活などありはしまい。



 石原慎太郎 「国家再生のために」(5・2付 WEB産経より)