いちにちづつズレて来ており、読者には申訳ないのですが
きのうは Jesus Christ の受難日、すなわち十字架に
架けられ殺された日でした。
ここでは、あまり宗教的な内容には踏み込まない事を
前提と云うか、お約束ゴトにしておりますので、
基督の十字架上の死のイミなどには言及致しません。
日本語訳は、讃美歌への意訳と逐語訳のふたつを
挙げておきます。(前にも載せましたが)
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O Haupt voll Blut und Wunden,
Voll Schmerz und voller Hohn,
O Haupt, zum Spott gebunden
Mit einer Dornenkron’
,
O Haupt, sonst schön gezieret
Mit höchster Ehr’ und Zier,
Jetzt aber hoch schimpfieret:
Gegrüßet sei’st du mir!
Du edles Angesichte,
Davor sonst schrickt und scheut
Das große Weltgewichte,
Wie bist du so bespeit!
Wie bist du so erbleichet!
Wer hat dein Augenlicht,
Dem sonst kein Licht nicht gleichet,
So schändlich zugericht’t?
血潮したたる 主の御頭(みかしら)
とげに刺されし 主の御頭
悩みと恥に やつれし主を
我はかしこみ 君と仰ぐ
主の苦しみは 我がためなり
我は死ぬべき 罪人なり
かかる我が身に 代わりましし
主の御心は いとかしこし
懐かしき主よ、計り知れぬ
十字架の愛に いかに応(こた)えん
この身と霊(たま)を とこしえまで
我が主のものと なさせ給え
主よ、主のもとに 帰る日まで
十字架の蔭(かげ)に 立たせ給え
御顔を仰ぎ 御手によらば
いまわの息も 安けくあらん
(讃美歌136番 )
おお主のみ頭よ、血に染み傷つき、
痛みと嘲笑に満たされた、
おお主のみ頭よ、茨の冠で
飾られ、嘲られ給うた。
おお主のみ頭よ、至高の栄誉と
飾りで装われるべきなのに
今は、こんなはずかしめを受けておられる。
私の祝福をお受け下さい!
あなたの尊いみ顔よ、
どんなに大きな世界権力も
その前に恐れおののくべきなのに、
何のゆえに、こんなにも唾を吐きかけられ、
何のゆえに、こんなにも青ざめておられるのか。
どんな光もくらべることのできない
あなたのみ顔の輝きを
こんなにも傷つけたのは誰か?
(川端純四郎訳)