「あなたの信仰があなたを救った」
10月10日に読まれたルカの福音書には、皮膚の病に冒された十人の
ひとびとのことが記されている。
以前は、その病気は「らい病」(「らい」という字は出てきません)と
訳されていて、誰もそれを疑うひとはいなかった ー 多分
。。
ところが、新共同訳では「重い皮膚病」となっていたので、差別用語(?)
を避けたのかとおもったのである。
フザケンナヨッ、婉曲的表現は、文書の歪曲じゃあねぇーのかいっ![]()
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て
想像したりしもしてみた。
いままで何度か「新共同訳」は気に入らぬと書いてきた。
すこし長くなるが、かの朗読部分を出しておきたい。(ルカ傳17章より)
17:11イエス、エルサレムに往かんとて、サマリヤとガリラヤとの間をとほり、
17:12或村に入り給ふとき、十人の癩病人これに遇ひて、遙に立ち止り、
17:13聲を揚げて言ふ
『君イエスよ、我らを憫みたまへ』
17:14イエス之を見て言ひたまふ
『なんぢら往きて身を祭司らに見せよ』
彼ら往く間に潔められたり。
17:15その中の一人、おのが醫されたるを見て、大聲に神を崇めつつ歸りきたり、
17:16イエスの足下に平伏して謝す。これはサマリヤ人なり。
17:17イエス答へて言ひたまふ
『十人みな潔められしならずや、九人は何處に在るか。
17:18この他國人のほかは、神に榮光を歸せんとて歸りきたる者なきか』
17:19かくて之に言ひたまふ
『起ちて往け、なんぢの信仰なんぢを救へり』
ところが、一昨日、東京大司教のHPが公開されて、おいらはじぶんの
思い込みと浅薄さに呆れ果てたのである。
お恥ずかしい限りであります。
それを次回に。。