地球の気温が上昇していないとか、人為が気候変動の主要因ではない
という指摘は、あちこちから出ており、各国は「温暖化対策」を協議
する前に「本当に温暖化しているのか」を協議(というより観測・再分析)
せねばならない。

COP15で温暖化対策について何も決まらなくても何の問題もなく、
むしろ世界的な時間と労力と費用の無駄遣いだったといえる。

IPCCは「
ヒマラヤの氷河は2035年までに溶ける」とする報告書を
以前に出していたが、これは実は「2350年までに溶ける」と書くべき
ところを誤植してしまっていたと、今ごろになってIPCC関係者が暴露
している。

2035年氷河溶解説は、各国の
マスコミが「事実」として大きく報じ、
先進国の政府は、緊急な温暖化対策の必要性を「啓蒙」する象徴的な事象
として、この件を繰り返し広報してきた。

▼明らかになる温暖化捏造のからくり

地球が温暖化していないのに、世界のほとんどの国の代表が集まって
温暖化対策会議を開いたことは、確かに無意味であり、壮大な無駄遣いだ。
合意文は「誰にも好かれない文書」と揶揄された。
(田中宇)

(つづく)