あなたは↓のどちらを支持されるだろうか??


帯:ちょうど先日、現在までの約10年間に食事指導を行った各種の
ガンの症例について、集計結果が出ましたので紹介しましょう。
対象は胃ガン大腸ガン肝臓胆道膵臓のガン前立腺ガンリンパ腫など
計110例です。

いずれも晩期ガンを含む進行ガンで根治手術後の再発例も約半数含みます。
これらの患者さんに食事療法を行ったところ、完全治癒13例、改善58例、
不変2例、進行3例、死亡34例で、有効率66.3%という結果を得ました。

さらに乳ガン前立腺ガンリンパ腫といったガンのなかでも食事療法
効果を示しやすいものについては、70~75%の有効率となっています。
つまり再発を含む進行ガンでもきちんと食事療法を行っていけば、
6~7割が改善するのです。

現代医学(手術・抗ガン剤・放射線療法)だけなら「打つ手はない」
といわれてしまうような晩期ガンや再発例も含んでのことですから
非常に大きな数字ではないでしょうか。



「今あるガンが消えていく食事」 08/10 マキノ出版


この著者は本の中で今でも病院で治療を行っているように書いています。
この方の勤務するS県にある病院に入院すれば通常より少ない量の抗がん
剤治療と入院中から野菜ジュースを中心とした食事療法が受けられると
いった内容を匂わせています。そして患者の体験談コーナーでは必死に
なって訪れた患者を受け入れ、精一杯の治療を行うことを匂わせています。
私も入院中に姉から差し入れられてこの本を読み、意を決して退院し、
この先生の病院を受診しました。

私の所属している患者の会でもこの著者の本に踊らされて被害を受けた人は
多く、問題となっています。被害を受けた方の数が今後も増えれば、行動に
出ようかという話もあります。私たちの様な失敗を、これからの人たちが
繰り返さないことを祈るばかりです。



私の妻が今年の春にこの本を基に受診しましたが、冷たくあしらわれ、
家族共々悲しい思いをしました。
結局必要のない高額な検査を受けさせられただけで終わりました。
この著者のお金儲けに利用された、妻の気持ちを考えるといたたまれません。
今後、このような被害者が出ないように、この本を買われる方は治療目的で
行かない方がいいと思います。