前項でひとさまの息子さんを「馬鹿息子」などと言ったが、ちょっと書き過ぎ
だなあと反省した。

自分のことを棚に上げて、ひとさまのことをあげつらうのはよくない。
おいらも馬鹿息子なのだから。。

父親はサラリーマンとしてある程度の地位を得、ボーイに言ったことはないが
内心誇りに思っていたようだ。おとなしい性格だったから、威張るような事は
全くなかったが、法事などで親戚が集まるとそのことに触れられるとまんざら
でもない態度をしていた。

それに引き換え。。

おいらは出来が悪く途中で勤めは辞めちゃうわ、その後のクローも自業自得
と得心しているが、内心親父に済まないナと忸怩たるものがある。

迷惑かけたな、親父!と遺影の前で時どき謝っている。


07年4月1日におんなじような記事を書いている↓。

向田邦子の本のモジリで、「へ」を足した。



「父への詫び状」

きょうは父親の誕生日だった。
二年すこし前に忽然と旅立ってしまった。

迷惑のかけっぱなしだった。
ボーイは、不肖のできそこないの馬鹿息子だ。
世間知らずも極まれりで、なにも小面倒な事は知らなかった。
ノーテンキもいいとこ。
そんな阿保息子に 温厚な父は内心はガッカリした筈だが
表立ってはなにもこぼさなかった。

わるかったなあ、親父さん!

そういって先ほど遺影にお酒を捧げた。

Prosit! Schlaf wohl!しょぼん
(乾杯  おやすみなさい)