世界中の国は国債を大量発行して、お金をこれでもか!とばら撒いてきた
のでした。なぜなら破綻を回避させるには、それしかないのだから。
そして、3月からその効果が出て、株が上がり始め、その資産効果と人々の
マインド回復によって景気の回復を見るというわけです。
実体経済関係なし! 

金融で始まってバブルを作り破裂させ、それを金融で修復して今に至った
というわけです!
だから最後の最後はわかりますね! 止めどもない金融の氾濫が始まって、
収集がつかなくなって資本主義の崩壊に至るのです。

全米で人気のファーガソン教授は今、アメリカ政府とFRBがやっている政策に
深い懸念を示し、「FRBは今年3,000億ドルの国債を購入するという。
結果、国債価格は下落し長期金利が上昇する。住宅ローン金利も上がりFRBの
意図とは正反対の影響が出始めるだろう。
米経済はかつての中南米経済の様相を帯び、ドルは準備通貨としてだけでなく、
個人預金としての価値すら失うのではないか」と述べました。
(週刊『エコノミスト』6・23号)

嵐の前の静けさ、デフレとインフレが微妙なバランスで今、世界中を覆っています。
若干インフレ気味になって、株が上昇し始めた、仮にまたデフレに戻れば、さらに
インフレ政策を取るしかありません。結果はわかっているのです。
止めどもないインフレになるまで、この政策を続けるしかないのです。
都合のいいことに、インフレに破壊的な火をつけるようにと、世界の火薬庫、
中東のイランがきな臭くなってきました。
どこかで笑っている人々がいるようですね。(終)