爺さん言うところの「経済の超プロ」の発言の続きです。。
止めどもない金融の氾濫の末、行き着く先は…
2000年以降、世界中でバブルが形成されました。
6京円という1兆円の6万倍もの天文学的な金額のデリバティブという
金融バブルが発生していたのです。
そして世界のGDPの10倍以上の金融の饗宴がなされていたのです。
それがうまく回っていたことが世界中の好況をもたらし、やがて、破裂して、
世界中を酷い不況に陥れました。
実体経済など金融のおまけだったのです。
「そんな馬鹿なことがあるか!」というでしょうが、金額ベースでみれば
明らかで、昨年からはじまった金融危機も、元を正せば、この金融の肥大化
が原因なのです。
自分の家庭に置き換えて考えてみたらわかりやすいでしょう。
もし年収より、株や為替など、金融資産の運用が10倍以上の金額だったら、
どうでしょうか? 給料なんか関係ないでしょう!
資産運用の行く末が一番重要になるでしょう!
もしその資産運用が、借金だったらどうですか?
(本当に借金で、破綻したのが今の世界の金融、だから公的資金を投入している。)
そして今回なされたことは、金融の肥大化で、破裂した経済だから、同じく
金融をさらに肥大化させる、要するにFRB(米連邦準備制度理事会)はじめ、
世界中の中央銀行がお金を刷れるだけ刷って、さらに世界中の国は国債を大量発行して、
お金を、これでもか! とばら撒いてきたのでした。
なぜなら破綻を回避させるには、それしかないのだから。