ヘンデルの作曲とは知らないでも、じつに遍く知られた曲がある。
オラトリオ「ユダスマカベウス」の「見よ、勇者の帰還を」である。
See, the conqu'ringhero comes,
Sound the trumpets, beat the drums.
Sports prepare, the laurel bring,
Songs of triumph to him sing.
Sports prepare, the laurel bring,
Songs of triumph to him sing.
See, the godlike youth advance,
Breathe the flutes and lead the dance.
Myrtle wreaths and roses twine,
To deck the hero's brow divine.
See, the conqu'ringhero comes,
Sound the trumpets, beat the drums.
音楽はこちらで。
ただ気に入らねぇーのは邦題だ。
何が「ユダスマカベウス」だってんだ![]()
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原題のままで、手抜きもいいトコだぜ!
それじゃふつうのひとには、何がなんだかわかりゃしねぇーべさ。
せめて「マカベのユダ」(または「マカバイのユダ」)にでもしたらどうだっ!!
「XXのユダ」のXXにはふつう地名が入るが、マカベは元々ヘブライ語で
金槌の意といふ。
鈴木雅明は、この曲をBCJと昨年12月に初台で演奏している。
鈴木は上の曲をかふ語っている。
凱旋の場面となる第3幕に入ると、いよいよ有名な『見よ、勇者は帰る』です。
表彰式の厳かなイメージとは違って(笑)、軽快な喜びの合唱です。
まず若者が歌って、次に乙女たち、最後に全員が歌いますが、若者の歌では
ホルン、乙女の歌ではトラヴェルソが加わったりするなど、単なる繰り返し
に終わらせない音色の変化が鮮やかですね。
聞いている間もその後も、ハッピーになれる曲だ。
ヘンデル万歳![]()
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