例によって、つるっ禿げ爺さんのHPより、爺さんのおともだちの
藤原直哉の言を引用しておきたい。


自動車大手は来年3月期に3割の減少となっており、要するにこれから何を
すれば良いかがわからないので、本部と経営者だけが生き残ろうとして、
社員や下請けを切り捨て、じっと黙って何もしないで好景気の神風が吹くまで
冬眠していようという戦略です。

極めて無責任な戦略であり、こんなことをしていては倒産失業が増加するばかり
で経済全体の破壊はますます進みます。
さらに冬眠といっても実は今回のリストラで今年度から黒字になるのではなくて、
リストラしても赤字の会社がほとんどなのです。

それでもこういう無責任な戦略で臨むのはなぜか。
他にやり方がわからないからなのです。
もはや日本の自民党も大企業も未来を創るリーダーシップが完全に枯渇したと
判断できます。
昨日と同じ事を続けるしか能のないりリーダーはこういう乱世に組織を潰すこと
しかできないのです。

再び何らかの契機に景気が下降し始めると、どこまでリストラしても黒字になる
見とおしが立たず、組織は内部崩壊していきます。
やはりここで改めて日本人は未来を創るリーダーシップを学ばなければなりません。
昭和時代までの日本であればごく普通にみんながやっていたことですが、
今の現役世代にはほとんど継承されていないようです。(5・20付)



すでにこれが爺さんのHP(6・1付)に出てから、ひと月が経つ。

けさのニュースで日銀短観の景況感が改善しているというが、
どうなるかじっくり見守りたい。