7/8、7/9付で「検察:腐敗集団?!」をアップし、そのなかで↓を取り上げた。
「反転―闇社会の守護神と呼ばれて」 田中森一著 07年6月 幻冬舎
前に紹介したつるっ禿の爺さん(Qさんとの対談本もあり)のサイトに、上の本の
感想がのっていたので、参考までに転載します。
(7/18付)
最近、読みはじめてから、本の終りまで、一気に読み了えた本が二冊あります。
著者は、どちらも私と親しい人だから・・・ということもありますが、
注目している人だからというのが、その大きな理由ですが、ともに本当に
教えられたからです。
7月1日の日本経済新聞の広告に、田中森一著『反転』(幻冬舎刊)が大きく載りました。
すぐ入手して一気に読みましたが、世の中の実態以外に、人間としての田中森一さんのことがよく分り、非常に参考になりました。
同書の帯にはつぎのように書かれています。
伝説の特捜エース検事は、なぜ
「裏」世界の弁護人に転向したか。
~アウトローにしか生きられなかった男の自叙伝~
田中森一 幻冬舎 (定価1700円 + 税)
主な黒い人脈
山口組若頭 宅見 勝
許 永中
伊藤 寿永光
安倍晋太郎
竹下 登
「田中はやりすぎた。捜査の邪魔だ。逮捕するしかない」
昭和18年、長崎県平戸の漁村に生まれ、定時制高校・予備校夜間部で苦学し、
大学在学中、司法試験に一発合格。検事になり、大阪・東京地検特捜部などで活躍。
アングラ社会に通じ、海千山千の犯罪者から「落とし屋」鬼検事として恐れられる
ようになる。しかし平和相互銀行不正融資事件、三菱重工CB事件など手塩にかけた
事件が次々と上層部の方針とぶつかり潰され、嫌気が差して辞職。
弁護士に転向してからは7億円のヘリコプターを購入して「空飛ぶ弁護士」と揶揄され、
豪華マンションを棟ごと購入してバブルを享受する一方、安倍晋太郎、竹下登といった
政治家やヤクザの組長、そして許永中、伊藤寿永光ら事件の主役たちと付き合い、
やがて古巣の特捜部の手によって檻の中に落とされた。一審で懲役4年の実刑判決、
二審で懲役3年の実刑判決、現在最高裁に上告中(転載ここまで)。
http://www.funaiyukio.com/
より。