「反転―闇社会の守護神と呼ばれて」 田中森一著 07年6月 幻冬舎
帯:伝説の辣腕・特捜検事として名をあげた後、87年弁護士に転身、
とある詐欺事件を巡り東京地検に逮捕され、実刑判決を受ける。
「闇社会の守護神」と呼ばれた男の初・書き下ろし自伝。
平和相銀行不正融資事件など数々の汚職事件を手がけ、華々しく活躍していた
エースの特捜検事は、ある日突然表舞台から姿を消し、やがて暴力団や仕手筋
らの裏社会の弁護人としてその名を轟かせるようになる。許永中らとともに
逮捕され、三年の実刑判決を受けた伝説の「元」検事の自伝。
----------------------------------------------------------------
関連の主題を探した処、まじめな検事が内情を暴露しようとしたところ逮捕拘禁
された手記がある。こちら。
「特捜検察の闇」 文芸春秋 01年 魚住昭著
小谷光浩、伊藤寿永光、宅見勝、許永中・・。バブルの「闇の紳士」たちが「守護神」
とたよった元特捜エースの田中森一。オウム真理教の麻原の主任弁護人をつとめ死刑
廃止運動のリーダーでもある安田好弘。田中は古巣の東京地検特捜部に許永中との詐欺
の共犯として逮捕され、中坊公平率いる「住管機構」と対峙していた安田は、債権回収
を妨害するために不動産会社に「資産隠し」を指示したとして警視庁に逮捕される。
はたして、特捜部や住管の描いた事件の構図は、真実を写したものなのだろうか。
ヤメ検の田中森一弁護士は、悪びれる風(ふう)もなく、自らが検事時代に行った
『汚れた仕事』を堂々と公言しました。
『重大事件ほど、最初に筋書きをつくりあげ、取調べでそれに合った供述を集めていく
のが検察の常套手段である。』 (週刊現代、2007.6.1号)
と言い切り、検察の筋書き(仮定のストーリー、あるいは架空のストーリー)に合わせる
ために、密室の取調室の中で被疑者に繰り返し教え込んでいく、と背筋が寒くなるような
恐ろしいことを口走り、挙句、
『1週間も繰り返し教え込んでいくと、やがて相手は実際にそうしたかのような錯覚に陥り、
「あのときはこうでした」と教えたように答えるようになる。』(同誌)
と、アッケラカンと続けています。
http://ma-bank.com/item/9 より。
帯:伝説の辣腕・特捜検事として名をあげた後、87年弁護士に転身、
とある詐欺事件を巡り東京地検に逮捕され、実刑判決を受ける。
「闇社会の守護神」と呼ばれた男の初・書き下ろし自伝。
平和相銀行不正融資事件など数々の汚職事件を手がけ、華々しく活躍していた
エースの特捜検事は、ある日突然表舞台から姿を消し、やがて暴力団や仕手筋
らの裏社会の弁護人としてその名を轟かせるようになる。許永中らとともに
逮捕され、三年の実刑判決を受けた伝説の「元」検事の自伝。
----------------------------------------------------------------
関連の主題を探した処、まじめな検事が内情を暴露しようとしたところ逮捕拘禁
された手記がある。こちら。
「特捜検察の闇」 文芸春秋 01年 魚住昭著
小谷光浩、伊藤寿永光、宅見勝、許永中・・。バブルの「闇の紳士」たちが「守護神」
とたよった元特捜エースの田中森一。オウム真理教の麻原の主任弁護人をつとめ死刑
廃止運動のリーダーでもある安田好弘。田中は古巣の東京地検特捜部に許永中との詐欺
の共犯として逮捕され、中坊公平率いる「住管機構」と対峙していた安田は、債権回収
を妨害するために不動産会社に「資産隠し」を指示したとして警視庁に逮捕される。
はたして、特捜部や住管の描いた事件の構図は、真実を写したものなのだろうか。
ヤメ検の田中森一弁護士は、悪びれる風(ふう)もなく、自らが検事時代に行った
『汚れた仕事』を堂々と公言しました。
『重大事件ほど、最初に筋書きをつくりあげ、取調べでそれに合った供述を集めていく
のが検察の常套手段である。』 (週刊現代、2007.6.1号)
と言い切り、検察の筋書き(仮定のストーリー、あるいは架空のストーリー)に合わせる
ために、密室の取調室の中で被疑者に繰り返し教え込んでいく、と背筋が寒くなるような
恐ろしいことを口走り、挙句、
『1週間も繰り返し教え込んでいくと、やがて相手は実際にそうしたかのような錯覚に陥り、
「あのときはこうでした」と教えたように答えるようになる。』(同誌)
と、アッケラカンと続けています。
http://ma-bank.com/item/9 より。