だいぶ以前のことだが、Qさんの本のなかで小倉エージ・理都子夫妻の
「香港的達人」(91年 マガジンハウス)をとりあげられ、参考になった
と書かれている。
そして二十冊ほどまとめて購入され、事務所のスタッフに配られたとある。
以来、お二人は友人関係にあるようで、小倉さんはQさんの誕生パーティーに
毎年招待されているそうだ(ハイQより)。

このガイドブックの紹介が今回の目的ではないが、夫妻はじつに香港をこまめに
歩かれているので感心してしまう。香港のに取り憑かれているとしか思えない。
また共著で広東語の入門書もNHKより出されている。「達人」の方は出てから
だいぶ時間が経っているので up to date な情報としては使えないが、それでも
街歩きの力強いガイドとして有益だ。
基本のコースもいろいろなヴァリエィションが設定され親切。

巻末に「香港的淑女の日常」のひとりに、陳淑芬(芸能関係者)を挙げている。


「三食ともビジネスミーティングになることが珍しくありません。子供と一緒の時間が
ないので、九龍塘のカソリック系の学校に入れ、住まいも学校の隣に移しました。
午前中は一緒にいられるときもあります。
(香港の若い世代について)私が若い頃に比べると仕事に対する責任感がなさ過ぎますね。
今の人は仕事と自分の楽しみを切り離して考えるでしょ。
お金はすべて自分のために使うだけ。休暇願いが受け入れられないと会社を辞め、休暇を
楽しんで別の会社に入る。雇用者にも頭の痛い問題です」

困ったもんだ。 権利ばっかり主張しやあがる。
やることやりやがれってんだ! どうしようもねぇーっ