ウィーン国立歌劇場の音楽総監督をヘルベルトフォンカラヤンが劇場当局(お役人さん)
と大喧嘩して辞めたのが1964年。
直後、ウィーンっこたちは、カラヤンが去って淋しくてどうもならなかった。
(ほとぼりが冷めてから、Kはもどってきたが。。)
そこで登場したのが、当時双璧だった、ヤンキー指揮者バーンスタイン。1965年のこと。
以来、毎年ウィーン詣でをし、多くのレコーディングをのこした。
当時、VPOのレコードはLondon独占で、よそからは出せなかった。
バーンスタインはCBSの専属でVPOのレコードを出せない状況。
そこで、交換トレードがあった。CBSにヴェルディ「ファルスタッフ」をVPOと録音する
見返りに、BはLondonに「大地の歌」と何枚かのモーツァルトを録音した。
(リンツ、ピアノコンチェルトなど数枚) 録音は66年。
当時、このトレードはギョウカイで大騒ぎとなった。
とくに、Londonとのレコードシリーズは売れに売れて。。
「大地の歌」もこの曲の中では、名演奏中の名演で、丁度同じ頃にリリースされた
クレンペラー盤と双璧とされている。
B盤は、D.F.ディースカウ(B)とジェイムズキング(T)、K盤はF.ウンダーリッヒ
とK.ルードウィッヒ。
いまでもその状況はまったく変わりはない、またこれらを凌駕する録音がないのは
さみしい限りだ。
ボーイはK盤をとる。男、女で歌った方が、この曲を深く味わえるとおもう。
以上、補足でござんした。