将進酒 李賀(中唐)
瑠璃鍾 琥珀濃
小槽酒滴真珠紅
烹龍炮鳳玉脂泣
羅屏繍幕囲香風
吹竜笛 撃○鼓
皓歯歌 細腰舞
況是青春日将暮
桃花乱落如紅雨
薦君終日酩酊酔
酒不到劉伶墳上土
(○は字がなく。。)
瑠璃の鍾 琥珀濃し
小槽 酒滴りて 真珠は紅なり
竜を烹て 鳳を炮りて 玉脂泣く
羅屏繍幕 香風を囲む
龍笛を吹き 鼓を撃ち、
皓歯歌い 細腰舞う
況や青春 日は将に暮れんとし
桃花 乱落すること 紅雨の如し
君に薦む 終日酩酊して酔え
酒は到らず 劉伶墳上の土に
瑠璃のみどりの盃にとろりと光る琥珀の黄
小桶の酒は滴りて紅の真珠の粒となる
竜を煮 鳳を焙れば声たてて玉の脂の涙をこぼし
絹の屏風と刺繍の幔幕 香しき風の湧き起こる
鰐皮の鼓を叩き
歌姫は白き歯をみせて歌うたい
舞姫は細き腰して舞をまう
ましてや今は逝く春の日の暮れかかり
風さそう緋桃の花ぞ紅の雨と乱るる
君に勧めん 日がな一日酔いどれて酔えよかし
かの酒飲みの劉伶も死ねば詮なし その塚に酒を届ける人もなし
(黒川洋一訳)
カットグラスは外国製 紅ワインなら極上を
樽から酒はこぼれてる
龍や鳳凰 料理して 絹の刺繍に香を焚け
龍の唸りの笛を吹き 鰐の太鼓を打ち鳴らせ
歌姫たちよ さあ歌え 踊り子たちよ 舞狂え
さあ春の日も夕暮れだ 桃もしきりに降り注ぐ
君 一日中酔いたまえ 死んじまったら飲めないぞ
(南雲翁訳)
瑠璃鍾 琥珀濃
小槽酒滴真珠紅
烹龍炮鳳玉脂泣
羅屏繍幕囲香風
吹竜笛 撃○鼓
皓歯歌 細腰舞
況是青春日将暮
桃花乱落如紅雨
薦君終日酩酊酔
酒不到劉伶墳上土
(○は字がなく。。)
瑠璃の鍾 琥珀濃し
小槽 酒滴りて 真珠は紅なり
竜を烹て 鳳を炮りて 玉脂泣く
羅屏繍幕 香風を囲む
龍笛を吹き 鼓を撃ち、
皓歯歌い 細腰舞う
況や青春 日は将に暮れんとし
桃花 乱落すること 紅雨の如し
君に薦む 終日酩酊して酔え
酒は到らず 劉伶墳上の土に
瑠璃のみどりの盃にとろりと光る琥珀の黄
小桶の酒は滴りて紅の真珠の粒となる
竜を煮 鳳を焙れば声たてて玉の脂の涙をこぼし
絹の屏風と刺繍の幔幕 香しき風の湧き起こる
鰐皮の鼓を叩き
歌姫は白き歯をみせて歌うたい
舞姫は細き腰して舞をまう
ましてや今は逝く春の日の暮れかかり
風さそう緋桃の花ぞ紅の雨と乱るる
君に勧めん 日がな一日酔いどれて酔えよかし
かの酒飲みの劉伶も死ねば詮なし その塚に酒を届ける人もなし
(黒川洋一訳)
カットグラスは外国製 紅ワインなら極上を
樽から酒はこぼれてる
龍や鳳凰 料理して 絹の刺繍に香を焚け
龍の唸りの笛を吹き 鰐の太鼓を打ち鳴らせ
歌姫たちよ さあ歌え 踊り子たちよ 舞狂え
さあ春の日も夕暮れだ 桃もしきりに降り注ぐ
君 一日中酔いたまえ 死んじまったら飲めないぞ
(南雲翁訳)