まえに、ジンギス汗のことを何度か書いた。
日経連載の朝刊小説「世界を創った男 ー チンギス・ハン」のこともすこし触れた。
20日にこの小説の特集がまるまる全頁載っていたので、一部写しておきたい。
作者・堺屋太一の解説。

モンゴルに行くと、馬に乗る。なだらかな起伏の草原が限りなく続く。
ここは歴史を語る建造物はほとんどない。
それだけに、八百年前のチンギスハンの時代と同じ景色が見られる。
そんな悠久の天地の間で、考える疑問が三つある。

1.なぜ「世界征服」を志したのか。
2.なぜあれほど強かったのか。
3.なぜその国が長く続いたのか。




18日付の「チンギス・ハーンの夢  藤水名子 」もこう述べている。

たぶん四千年の昔から、この無限の風景は何一つ変わっていないはずだ。

チンギスハンの征服と帝国領の拡大という地図もある。
見ると、最大時は、西はモスクワをはるかに超えてハンガリーまで、さらにイスラエル・シリア・
イラク・イランまで広がっている。