17日付の「吉川幸次郎」の最後にこう書いた;
いつだったか20代のとき、朝日書評欄に、吉川の訳には誤訳が多いと指摘した
台湾人が書いた本が紹介されたことがある(小さな記事だったが)。朝日も随分大胆な
ことするなあと驚いた。その本は後に図書館で偶然見つけたが、薄っぺらい本だった。
中国語の発音と単語の意味の誤りをおもに指摘していたかとおもう。
題名がわかればいいのだが。。 惜しい!
この後、この本をさがすべく検索していたらわかった。だらだら周辺の記事も含め見ていたら
一時間半もかかってしまった。20代ではなく、高校一年のときだった!記憶違いもいいとこ。
図書館では既に廃棄されている。予約したが入るかどうか。
「誤訳・愚訳 -漢文の読めない漢学者たち!-」 張明澄著 1967.12 久保書店
ずっと後で、同じ著者の下記が出版された。
「間違いだらけの漢文-中国を正しく理解するために-」1994.8 久保書店
帯:漢文はあくまでも日本語ではない。中国の風俗・習慣を無視しては理解できないはずである。
基礎を理解しないで漢文を日本文に直したところに、誤訳や愚訳が起きてくる。
日本語に精通した著者がその誤りを指摘する。
著者紹介 :1934年台湾生まれ。逢甲工商学院講師、大同工学院大学助教授を経て、
現在、日本で執筆活動中。
専門は中国古文解読。著書に「誤訳・愚訳」「誤読だらけの邪馬台国」など多数。
けさ手に入ったので時間みて一部紹介したい。