アダム・スミス」 高島善哉著 68年3月 岩波新書
前回で終りにしようと思ったんですけど。。
折角時間をかけてほかの区より取り寄せてもらったので、40年ぶりに読み返してみた。
想い出のある本でもあり、著者の結論のみを抽出してみたい。
著者は、経済学よりもどちらかというと社会学という分野で活躍したらしい。
この本の出る十数年前に同じ新書から「社会科学入門」を出していると後書で記している。
また、本著はNHKの放送用原稿が基になっていると。
スミスという人はたんなる経済学者、文明批評家、道徳哲学者、社会学者ではない。
これらを一丸とした思想家であり、近代化のための闘士であった。(P.133)
スミスは18世紀のイギリスを舞台として、近代化の戸口に立って戦った人で、そこから
彼の自由主義思想と市民社会理論が生まれた。
こうしてスミスは近代経済・社会思想 と経済・社会科学の祖となることができた。
スミスはもともと哲学(論理学)の教授。現象面から当時の英国並びに欧州の社会事情を考察したものであり、
スミス自身は、上のように学問的に分類されるのは潔しとしなかったんじゃあないの?というのが率直な感想だ。
ま、多くの学者に研究というメシの種を供給したんだから、後世の学者さんたちは、スミス大先生を神棚に上げ、
毎日拝まなきゃいけないよ、ホントにさあ!
スミス大明神、イエーイッ

前回で終りにしようと思ったんですけど。。
折角時間をかけてほかの区より取り寄せてもらったので、40年ぶりに読み返してみた。
想い出のある本でもあり、著者の結論のみを抽出してみたい。
著者は、経済学よりもどちらかというと社会学という分野で活躍したらしい。
この本の出る十数年前に同じ新書から「社会科学入門」を出していると後書で記している。
また、本著はNHKの放送用原稿が基になっていると。
スミスという人はたんなる経済学者、文明批評家、道徳哲学者、社会学者ではない。
これらを一丸とした思想家であり、近代化のための闘士であった。(P.133)
スミスは18世紀のイギリスを舞台として、近代化の戸口に立って戦った人で、そこから
彼の自由主義思想と市民社会理論が生まれた。
こうしてスミスは近代経済・社会思想 と経済・社会科学の祖となることができた。
スミスはもともと哲学(論理学)の教授。現象面から当時の英国並びに欧州の社会事情を考察したものであり、
スミス自身は、上のように学問的に分類されるのは潔しとしなかったんじゃあないの?というのが率直な感想だ。
ま、多くの学者に研究というメシの種を供給したんだから、後世の学者さんたちは、スミス大先生を神棚に上げ、
毎日拝まなきゃいけないよ、ホントにさあ!
スミス大明神、イエーイッ