これまた前回に引き続き図書館の新刊本コーナーに置いてあったのであわせて
借りてきた本。

「駆け込み、セーフ?」 酒井順子著 07・2月刊 講談社

三十台ギリチョンで女性が身を処するのを「駆け込む」というんだそうだ。
子供を生めるギリギリの年で著者の周囲にも、「駆け込んだ」仲間が何人か
出たと。

本書は、「三十代の最末期、自分ではそろそろ三十代という立場に飽きてきた
日々のあれこれを、「週刊現代」誌上にて綴っていたもの。
自分の周囲には、見事なスライディングを見せてホームベースに駆け込む人あり、
駆け込んだつもりでもベースに届いていなかったという人もあり。


昨年大台に達した著者はご存知かと思うが、「負け犬の遠吠え」なる本でかなり
知名度を上げた。
かりに、シワ・シミ・シラガ、不定愁訴に精力減退など、そろそろ色々な面で
老化を感じるお年頃
 であるにしても。

著者ほどの売れっ子になればー本を多数出版ー、経済的にはなんら問題ないから
わざわざ無理して駆け込む必要はない訳。
ひとりのほうが、いいに決まっている。
身を処せば、イイことは限りなく少なく煩わしい事ばかりだ。ホント。
まあ、あっちはどうにでもなるわけで。。

四十代ルーキーの私としては、四十代という新たなフィールドがまた、
面白そうに見えてたまらないのでした。

そうでしょそうでしょ。

著者紹介 1966年東京生まれ。立教大学社会学部観光学科卒業。
コラムニスト、エッセイスト。2003年「負け犬の遠吠え」で婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞を受賞。
他の著書に「私は美人」「その人、独身?」など。