広東料理の福臨門のことは、邱 永漢著「食指が動く」にくわしく描かれている。

中公文庫‘87年1月 (親本は‘84年4月 日本経済新聞社)
わずか3年も経たぬうちに文庫化されている。

日経に連載されたのは、82年から2年間と後書きにあるから、
すでに24年ほど経つ。Qさんが福臨門のことを書かれたのは、
本書が最初ではないかとおもう。前に紹介した辻静雄さんも広東料理
はここが最高ですと云われたという(P.43)。

その後何度も福臨門をとりあげられ、つい最近のハイQにも香港の最高の
レストランはここですと絶賛されておられる。またあるサイトでも今年の
勉強会のときにここで食事会を、という計画をたてているのをつい最近
知った。レストランはQさんに感謝しなければなるまい。なにせ金持ち
日本人がゴマンと訪れるようになったのだから。。

名物は鮑、鱶鰭のスープ、塩魚(干、ハムイー)のチャーハン等とある。
詳しくは本書でどうぞ。

ぼくもいちどは行きたいとおもっている。
ただ「富貴常臨」(金持御用達)と店の真ん前に大きからぬ看板があるのは
気に入らないが。


なぜなら、ぼくは「まるビ」なので。。