今日は去年の9月から七か月ぶりとなる福岡ライヴ。
そこまで間隔が極端に空くこともなく再び福岡で
拝見できることになったわけですが、
今回は前回のような椅子はなくてテープで床に
場所指定の位置が貼ってあってそこに立つかたちになります。
自分はぎりぎり王子様側右端のスピーカーどまんまえ。
裸耳だと耳が死ぬこと必至なので持参のクレッシェンドの耳栓を装着。
SE「新青年まえがき」が流れてご三方ご登場。
王子様相変わらずかわいい&かっこいい~おにゅうのお着物も素敵です。
グレーっぽい色のインナーの着物に紺色の襦袢に
少しグレーがかったような茶色の羽織に袴、足元は黒足袋。
アルバムの曲順通り一曲目は「モスラ」
自分ひょっとしてリアルで聞くの初めてかもしれません。
ひょっとしたらこの後聞くことはかなりレアになるかも。
「ギリギリ・ハイウェイ」こちらは確か以前何度かリアルで聞いたかと。
最初聞いた時このひねくれてるのにきゅんきゅんロマンスな曲に
きゃーとなったものであります。いや今でもきゃーですけど💦

※いつものことながらMCの順序や内容は必ずしも確実でなく、
だいたいこんな感じだったというのが伝われば幸いであります。

研ちゃん「博多のみなさんこんばんは~人間椅子です。
うちのマネージャーの川端くんが踊る一寸法師から参加してて
懐かしいと言っています。今もそこに…」と研ちゃんが
目をやったらいなくて💦「まあいつもそばにいてくれてるんですが」
王子様羽織をぬぎぬぎしておそらく細かい麻の葉模様のたすきをきゅっ。
相変わらず細くてきれいな腕と手首であります。
王子様「今日は踊る一寸法師再販記念ツアーということで
過去のツアーの曲をやるというはじめての試みで、
踊る一寸法師の中からふんだんにお届けします!」
研ちゃん「和嶋くんはしゃべりがうまいですね…ちゃんと
最後になになにでなになにですねっ!」ってまとめるし」
王子様「それを考えて話してます!」
研ちゃん「モスラとギリギリハイウェイ続けてやったけど
まあ盛り上がらないねえ…やってるほうも盛り上がらないし
いっぱいいっぱいだし、モスラとか多分もう二度とやらない」
王子様「二度とではなくてもめったにすることはないでしょうね」
ちょうど自分が思ったことを話されてました。
つま先で足元のアンプを調節しながらチューニングするとき
「ん?…あれ?」って言われててそういうしぐさやお声にも
いちいち萌えてしまう気持ち悪い自分であります。

王子様「先のアルバム苦楽から、醒めない夢はない、
明けない夜はないという曲です」
「夜明け前」「私たちは生まれた~」の時に自分をさしたり
「牢につながれ~」の時に鎖でつながれてるかのように
拳をぐっと握る王子様がかっこいいです。
「巌窟王」…実は最近聞いてなかったので一瞬「あれっ?
何だったっけ」と思ってしまいました💦
王子様と研ちゃんの「王様~」のところがかっこいいです。
研ちゃん「「巌窟王」も久しぶりにやりましたね。
この「いざ出陣の時きたり~(この恨みはらさんと~だったかも)
」のところとかかっこよくて気合いれて歌ってます」
王子様「ちょっとお経を唱えてるような感じですよね。
おどろおどろしいことをありがたく歌ってるような。
二枚目にして歌詞がすでにねたぎれになって
今後どうしようとかと思ったこともありますが」
研ちゃん「二枚目にして貯金がなくなっていう。
研ちゃん太陽黒点の歌詞書いてくれよ~とか言われて
どうしょうかってなっちゃって」
ここで「一はゼロゼロは一~やっとお前は眠れるだろう」
のあたりまで歌う研ちゃん。
王子様「ここまでこれたのもみなさんのおかげです」
研ちゃん「あ~こいつここで自分がすごいからとか
言うんでないかと思ってたけどよかったです」
王子様「そのような了見の男なら3枚目で終わってます!」
了見っていう言い方がまたなんとも💦

「どだればち」ああ~ここであらどした~とコールできないのが
もどかしいながらもかっこいいであります。
ギターソロで王子様真ん中で歯弾きして右側に来た時は
背弾きの大サービスだったのですがソロ中研ちゃんが
「こいつよくやるなあ…」的に苦笑しつつ見守ってるのが
なんとも愛を感じた次第であります。
研ちゃん「和嶋さん、和嶋さんは…その、ほんとにサービス精神旺盛だなあと…」
ここでなぜかいきなりさんづけになる研ちゃん💦
王子様「いやだってせっかく来てくださってるわけですし。
ツアーで一番長いソロ弾いちゃいました!」
研ちゃん「いつ出口になるかわからないんでないかって思ってた」
王子様「いや、ちゃんと着地点考えてました!」
「月夜の鬼踊り」赤鬼はさすまたで~のところで
腕をふりあげるのが楽しいです。ああこれで声も出せたら…

王子様「踊る一寸法師」をレコーディングしてた時にちょうど
ニートという言葉が出だして。それに関連する本を読んだら
その人がビートルズのジョンレノンのボーカルの曲ばかり
テープのA面にもB面にも入れて一日中それを聞き続けてるっていう
それを読んだときに「時間を止めた男」だと思いました。
70年代ってギターソロがすごく長いのが多くて、
で、90年代はソロがぴたっとなくなったんですけど
案の定ぼくたちその当時全然売れてなくて。
最近またギターソロが全体的に復活してきた感じで」
研ちゃん「ニルヴァーナとか全然ソロなかったし」
王子様「僕たちも時間を止めた男たちです!」
「時間を止めた男」ギターソロに入ってからの
薄紫色の照明がとても綺麗でその中でギターを弾く
王子様の横顔の美しいことといったらば。
ふだんの鬱屈も忘れてしばし見惚れてしまう自分であります。

ノブさんがここで上着を脱いで上半身裸に。
そういえば今回は脱ぐのがいつもに比べて
遅いような気がしたのですが気のせいでしょうか。
研ちゃんが水を飲んであーっと何度もためいき。
研ちゃん「水はぬるめがいいですね。和嶋くんと
ノブの水は冷たいんですが。僕のは川端くんがふところで
人肌にあっためてくれてます」

研ちゃんがぬるめがお好きとは意外であります。
王子様「売れてない時に色々バイトしてたんですが
九州の人は熱い人が多いというか優しいです。熊本の人とか
すごい怒りっぽかったけどすごく優しくて。
東北人は…一見優しそうに見えてねじくれてるっていうか」
寒いから多分鬱屈してるんでしょうね」そ…そうですか💦

王子様「一度地元に帰ってた時もあってそれから
心機一転新しい気持ちで再上京したときに高円寺に来たんですが
高円寺はノーフューチャー、アバンギャルドな街です!」
後ろでノブさんが「えっ、なんか高円寺の人は
よくないとか言うの?」みたいにちょっとおどおどした感じで
見てたのがなんともおもしろかわいかったです💦
ノブさん「なんか言われるのかってどきどきした!」
王子様「もちろん高円寺も優しい人がいます。ノブくんは
ずっと高円寺在住ですが…高円寺は裸で歩いてる人とか
いますから、ノブくんも裸だし」
ノブさん「いや俺普段裸じゃないから!」確かに💦
王子様「心機一転の気持ちの時の曲です」
「見知らぬ世界」ああ~王子様素敵~といつものことながら
どっぷり浸ってしまう自分。ああずっとこのままならいいのに。

研ちゃん「踊る一寸法師のレコーディングで合宿してた時
隣の部屋がスピッツでした。みんなジャージだった!」
王子様「僕たちの前のアルバムでのエンジニアの佐藤さんが
その時のスピッツのエンジニアで」
研ちゃん「そう?もう忘却の彼方」研ちゃん💦
時期を調べてみるとおそらくアルバム「ハチミツ」の時ではないかと。
まさか椅子さんとお隣同士だったとは。
研ちゃん「僕たちが「逢魔が時の~とかやってる隣で「愛してる~の~」って
やってたわけですねお隣では」
ここで研ちゃんの「チェリー」がご披露。あっでも
「チェリー」が出たのって一寸法師の後みたいです💦
「ロビンソン」はおそらくその時のアルバム収録のようですが。
王子様「お隣同士だから挨拶して話したけどなんか話がかみあわなくて」
研ちゃん「いやでもボーカルの人すごいロックな人なんだよ。
ラジオでも「それでは次はマイケルシェンカーの~」って普通にかけるし。
あの人のラジオ聞くのすごい好き」
王子様「彼も時間を止めた男なわけですね!」
マサムネくんもまさかこんな所で話題にされてるとは想像もしてないかも💦

ちなみに研ちゃんは「愛してるの響きだけで~ズルしても真面目にも~」
のあたりまで歌ってくれたんですが椅子さんの曲歌ってる時とは
うってかわって優しい声で💦いや貴重なものを聞かせてもらいました。
研ちゃん「今度カラオケで練習します。踊る一寸法師!」
さっきまで軽快に「チェリー」を歌ってた人とは
思えないぐらいにいつものおどろかっこいい研ちゃんに
なってるこのギャップがまた椅子さんならではです。
ちなみにギターソロ中こちら側にも来てくれました。
間近に来るとやはり圧倒されます。

とりあえず、ここでいったん切ります。