私、丁度30歳くらいの時に、突発性難聴になったのです。

 

   左耳です。

 

 

   すぐに治療をしましたが、聴力は半分程度、電話を左耳でうけることは、

 

   できないくらいの聴力になったのです。

 

 

   今でも、耳鳴りなどがあり、りょうたが左耳にこそこそ話をしてくることが

 

   あるのですが、「そっち、聞こえない方」と言って、

 

   右に変えてもらいます。

 

 

   右耳を大切にすることが本当に大事。

 

 

   その時の話ですが、接客業をしておりました。

 

   博物館みたいなところの受付でした。

 

 

   ですが、聞こえない、めまいが残っている状態でした。

 

 

   ですので、やめようかとも思っていました。

 

   当時の受付の責任者の先輩が、お見舞いに来てくださいましたが、

 

   涙ながらにそのことをお伝えしました。

 

 

   何日か入院する中で、他の方にお見舞いにこられた男性の声で、

 

   まためまいが起こったり、ふらついたり・・・。

 

 

   とても痛い点滴を受けたりと大変でした。

 

 

   そして、退院の日がだいたい分かりましたので、上司である次長に

 

   電話をしました。

 

 

   すると・・・

 

   「忙しいよ!いつ出られる?」と。

 

 

   私は、解雇されるような気がしていたのに、「救っていただいた。」と

 

   思いました。

 

 

   その後、そこの受付の責任者にもしていただき、精一杯働きました。

 

 

   働くとは、本当に素晴らしい事です。

 

   働けるという事は、本当にありがたい事なのです。

 

 

   今の私は、電話を受け、メモを取るときは、左手でスマホを持ち、

 

   メモは右手で書くというXの形になっていますが。

 

 

   なんでもいいのです。

 

 

   幸せなら。

 

 

   幸せなら、何でもいいのです。

 

 

 

   人によって、幸せの形はそれぞれなのです。