京都小説サイト
「夢と知りせば」第3章第1話を公開しました。
今回から3回生編ということで、サイトも第3章のページが追加されています。
第1章は青もみじ
第2章は紅葉
第3章は雪
TOP画像がそれぞれのテーマにも通じています。
1回生で青もみじの美しさを知り、2回生で紅葉の写真をフォトコンテストに応募するという出来事がありました。
第3章では「雪」の季節に重点を置いて、話を進めていきたいと思います。
今回は桜の名所でもあり、小野小町のゆかりの地でもある随心院を舞台としたお話です。
タイトルは、サイト名と同じ「夢と知りせば」。
小野小町の
「思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを」
思いながら眠りについたので、あの人が夢に現れたのだろうか。
もし夢と知っていたのなら覚めなかったのに。
という和歌から一部引用しています。
2017年に「夢と知りせば」の構想を始めた時、最初にこのシーンが思い浮かびました。
1、2章はこの話に向けて、いわば一つの終着点として物語を進めてきました。
「夢と知りせば」という物語も、ずいぶん長くなってきました。
それでも今まで書いてきた小説の中では二番目の長さです。
(一番は、中学~高校あたりの時に書いていた「天使が堕ちた日」という小説です)
ここにたどり着くまでに5年もかかってしまいましたが、第3章もよろしくお願いいたします。
ななせ🦊
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