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わたしのプロフィールはこちらから。
わたしが仲間とともに作っている京都小説サイト「夢と知りせば」。
本日、第2章の最終話を公開しました。
「夢と知りせば」についてはこちらのブログに書いていますので、知らない人はまた読んでみてくださいね。
城南宮が舞台のお話
最終話の舞台になるのは、しだれ梅が有名な「城南宮」。
近年ますます有名になってきましたね〜。
城南宮についてはまた別途ご紹介するとして、今回は「夢と知りせば」最終話について書いていきたいと思います。
相変わらずネタバレ全開なのでご了承ください📗
第2章の集大成
※インスタ告知用のイラスト
第2章のラストは「はたちになった琴子と教授がお酒を飲む話」と決めていました。
琴子の誕生日を3月にしたのもこの話のため!
琴子が「花の」でバイトを始めたのもこの話のため!
ずっと前から考えていたことを形にできることが嬉しいです
本当は梅を見たあとそのまま花のに行く予定だったんですが、梅の盛りは3月上旬、琴子の誕生日は3月20日……とズレがあることに今更気づいたので、夜ご飯シーンは後日ということにしました。(これはこれで特別感が出ていいかな? と書いてみて思いました)
今回、教授が琴子に誕生日プレゼントを渡すんですが、これは当初の予定にはなかったこと。
教授は意外ときっちりしているので、バレンタインのチョコレートをもらったんだから、何かしらお返しはするはずだ……と、プロットを建てている段階で急遽挿入しました。
プレゼントに関しては、同じチームでイラスト担当のERIちゃんと相談してかんざしに決めました。
これも裏話なんですが、かんざしのモデルは「かづら清老舗」の桜三輪かんざし。
実は「京の七夕」の話の前に琴子がかづら清老舗を訪れる話を入れようとしていたんですが、いろいろあってなくなったんです。
その代わり、最終話でこっそり登場させました。
もちろんあくまでモデルなので、教授が琴子に渡したのがこれ! ってことではありません。
第2章で琴子が髪を伸ばしたり、浴衣を着てみたりと、いろいろおしゃれに目覚めたので、それが報われるような話にしたいなぁ、ということでかんざしになりました。
さて、こちらで第2章は終了しましたが、第1章とは少し違った雰囲気のストーリーになったかと思います。
これから製本作業に入るのでしばらく掲載は休止いたしますが、その間にまだ読んでいない人は追いついてくれると嬉しいな〜、なんて思っています。
わたしの頭の中にある物語が、どこかの誰かに届きますように。
苦しい日々が続きますが、いつか花咲く日を夢見て、今日も努力していこうと思います。
第1章はこちらで販売していますので、ぜひお手に取ってみてください。
Web版より加筆修正しておりますので、違いを楽しみながら読んでもらえると嬉しいです📗
今回のタイトルは
「君ならで誰にか見せむ梅の花
色をも香をも知る人ぞ知る」
「君でなくて、いったい誰に見せるというのか。
この梅の花の色も香りも、理解できるのは君だけなのだから」
という和歌から取りました。
「夢と知りせば」のタイトルはすべて和歌から抜粋しておりますので、そちらも楽しみながら読んでみてくださいね。
ななせ🦊
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