特に報告することなどもないのですが、最近では、今年の9月の太鼓のコンサートに向けて、演奏する曲のアレンジなどを毎週土曜、太鼓の道場でやってるくらいです。
ところで、最近注目しているバンドがあります。
和楽器バンド!
ってみなさん、ご存知ですか?
って、私、乗り遅れてたらごめんなさい。今年の4月にメジャーデビューを果たした、洋と和のコラボバンドです。
https://www.youtube.com/watch?v=K_xTet06SUo
すみません、未だにYoutubeのリンクの貼り方を知らない私・・・・(汗。誰か教えてください!)
すみません、写真はウェブから拝借しました。
バンドの構成は、ボーカル、琴、津軽三味線、尺八、和太鼓、ドラム、ベース、ギターの8人。
彼らの何がすごいかって、それぞれの和楽器の世界で師範レベルの人たちが、こんなパンクみたいな超ロックバンドを作ってしまったところ!
しかも、Youtubeなどで人気爆発(!?)となりメジャーデビューまで果たしてしまった!
津軽三味線担当の蜷川べにさんは、三味線の腕もさることながら、モデルのお仕事も兼業されてるという・・・・。
そして、ボーカル担当の鈴華ゆうこさん、彼女は詩吟がバックグランドの方で、過去詩吟の全国大会で優勝経験もあるそうな・・・。演歌風にも歌えるし、ポップス風に歌ってもめちゃくちゃうまいんですよ。
そして、べにちゃん同様、すごく美人!
天は二物を与えず、って嘘よね?
まー、そんなビジュアルの話はさておき。
インターネットの番組でこのバンドのうち3人が出演されている番組があり、そのうち琴担当のいぶくろさんだったのですが、彼が印象的なエピソードを紹介されてました。
「僕の友達で日系アメリカ人の友達がいるんだけど、日本で日舞を習いたいといって、お師匠さんにお願いに行ったところ、体にタトゥーがあるという理由で断られた。ぼくがやりたいのは、そういう閉鎖的な業界の間口を広げ、日本の伝統音楽をもっとたくさんの人に知ってもらいたい。」
というものでした。
そして、将来の夢は、
「今、子供が習い事で楽器を習うとなった場合、ピアノやバイオリン、というのが選択肢になるけれど、その中に普通に琴っていうのが入るようになればいいなと思う。」
というものでした。
もうこうなると、「和楽器」というレベルではなく、すごく一般的な、誰にでもアクセス容易な「楽器」というレベルの話ですよね。
素敵だな、と思いました。
値段的に言えば、ピアノやバイオリンだってすごく高価な楽器。それに比べて琴は少し安くあがるかもしれません。
では、津軽三味線はどうでしょう?
楽器の習いやすさって、いくつか要素があると思います。それが高価なものか、先生がその辺にたくさんいるか、そして演奏するとしてとっつきやすいか。
となると、どの要素でも、三味線はちょっと難しいんじゃないかなと思ってしまいます。
とっつきやすさですが、ほら、たとえば和太鼓って叩くと音がなるじゃないですか。三味線ってちゃんときれいな音が出るまでに時間がかかる。もちろん、楽器ってなんでもやると奥は深いと思います。私もいろいろ経験したから分かるんです。でも、あえていろんな楽器を経験してみて、やっぱり三味線って難しい楽器!って思うんですよね。だから楽しいというのは事実なんですが。
まぁ、そんな壁もいろいろありながら、こういう業界の第一線でがんばる若者たちが、日本の伝統楽器を広めてくれるっていうのは、なんとも頼もしい話です。(完全におばちゃん化している。笑)
これらの彼らの活躍が楽しみです!
そして日本の若者たちで、「和楽器ってかっこいいなー。」と思って始める人が増えればいいなーって思います。