映画メモ -16ページ目

映画メモ

ひとりごと映画記録
(ジャンル分けは独断です。)

Veronica Guerin


Veronica Guerin (2003)

ひとりの記者として、子供の未来のために-
ひとりの母親として、愛する家族のために-

Director/. Joel Schumacher
Cast/. Cate Blanchett, Ciarán Hinds, Gerard McSorley, Colin Farrell, Brenda Fricker
Genre/. Drama, Crime, Biography

Review/.
アイルランド、ダブリン城の中庭にひっそりと建てられている記念碑は、彼女のものである。
そうして彼女の存在を知りこの作品を見ることに。

勇敢に戦い続けた彼女を基にしたドラマとはなっているが、
いかに彼女が"普通"の女性・母親であり、ジャーナリストとして批判・反対を受けながらも強く挑み続けた生き様を描くこの作品を見て、涙せずにはいられなかった。

命を失って、やっと変わり始めたアイルランド、世界を目の当りにし、
平和ボケしている日本は何を思うだろうか。



コリン・ファレルのネイティヴ(笑)ダブリンアクセントを、一瞬ですがお楽しみいただけます。
The Trip


The Trip (2011)

Eat, drink and try not to kill each other.

Director/. Michael Winterbottom
Cast/. Steve Coogan, Rob Brydon, Paul Popplewell
Genre/. Comedy

Review/.
超シニカル。
めっちゃ笑わせてもらいました。
イギリス的な笑いがわからないとなんだコイツら、で終わってしまうかも(笑)
ひたすらこのイギリスのおっさん二人の旅を眺める。

きちんと憂いの部分描いているのも○
好きでした。
Restless


Restless (2009)

天国より近くにいる君へ

Director/. Gus Van Sant
Cast/. Mia Wasikowska, Henry Hopper, 加瀬亮, Schuyler Fisk
Genre/. Romance, Drama, Fantasy

Review/.
加瀬亮が出てくるというので驚いたんですが、チョイ役かしら、と思ってたら
神風ゴースト役として(笑)ばっちり作品通して演じているのでもっとびっくり。

日本や韓国の泣かせ映画ばかり思い浮かべてしまった。
アジア圏の観客は好きそう。

他人の葬式に通う変わった男の子と、不治の病の女の子が死ぬまでの三か月を共に過ごすというベースとしてはシンプルなお涙頂戴映画。
しかしまあ泣けなかったわけです。

ミア・ワシコウスカ演じるアナベルが、強い。
不思議なちゃん系の女の子ではあるんだけど、そういうの抜きにしても、強い。
彼といるうちに強くなっていくという印象か。
あくまでも主人公は男の子、かなと。

ガス・ヴァン・サントの映画に、いつも光を見せてもらっている気がする。
Le Refuge


Le Refuge (英題:Hideaway) (2009)

Pregnant, but Not What She Expected  -The New York Times

Director/. François Ozon
Cast/. Isabelle Carré, Louis-Ronan Choisy, Pierre Louis-Calixte
Genre/. Drama

Review/.
ルイ=ロナン・ショワジーという、ポールを演じた彼がまあ美しい。
歌手の方らしく、本作では音楽も担当しているそうな。ピアノもいいですが、素敵な声です。

この海辺のシーンなんかは、本物の妊婦だからこそ撮れたものだと思い、目が釘付け。

裕福でアルコールにドラッグと好き放題やっていたカップル。突然の彼の死、そしてそのタイミングで妊娠の発覚、彼の両親に反対されるものの、イザベル・カレ演じる主人公ムースは海辺に近い田舎で隠遁生活をする。という話。

90分、フランソワ・オゾン監督の細かい描写にいちいち目が行く。
『8人の女たち』のような作品とは真逆の、地味な印象の作品だが、とても好きだったな、と観賞後一週間経ってみても思う。内容とは反対に静かに進むストーリーは、誰も責められなくさせる。
母性は、当然のものではないし、実際のところ、世界では、子を持つことは複雑な場合もよくあることだと思う。

それでもやはり、ラストは許せない、と思ったけれども、
彼女の手紙と、彼の笑顔に、少しだけ光を見せてくれた気がする。
Otesánek


Otesánek (英題:Little Otik) (2000)

The baby's awake and he's hungry.

Director/. Jan Svankmajer
Cast/. Veronika Zilková, Jan Hartl, Jaroslava Kretschmerová
Genre/. Drama, Comedy, Fantasy

Review/.
邦題の"妄想の子供"だなんてそんな可愛いもんじゃなかったですね(笑)
132分もあってまあ夢中になるほどではなかったので途中寝ながら、でも起きると話が見えなかったりで戻してみたりして、この作品に何時間つかったことやら。
無駄もいっぱい。いちいち厭な感じの。でも見ている間は気にならず、一本通じてさらりと見られた気がします。

チェコの逸話「オテサーネク」をベースにしており、物語もラストその流れに合わせて進むためわかりやすい。

ヤン・シュヴァンクマイエルって名前とイメージばかり強くて、この記事を書くのにいろいろ調べていたら、実際のところそんなに作品は見たことありませんでした。短編くらいがちょうどいいのかもなあ。
Filth


Filth (2013)

It's a filthy job getting to the top,
but somebody's got to do it.

Director/. Jon S. Baird
Cast/. James McAvoy, Imogen Poots, Jamie Bell, Emun Elliott
Genre/. Comedy, Crime, Drama

Review/.
ジェイミー・ベル久し振りに見たなあ。
ジャンパーとかに出ていたらしいですが、私の中では未だにリトルダンサー。
作品はもっとスコットランド訛りワイワイ!な感じを期待したけどそうでもありませんでした。(苦手だからいいんですけど)

オープニングから始まる主人公・ブルースの全力の妄想。
先に進むにつれクレイジーさを増すブルースを追いかけるわけですが、あらあらこうなる?ってなって正直なーんだ、、と思ったのだけれども、ラストが気に入ったので全部良し(笑)

ジェームズ・マカヴォイは「この映画は“イカれたおとぎ話”だ。特殊な人間の特殊な物語。日常生活を描いたんじゃない。この映画は、リアリズムを追求してはいない」と言っているそうで、まあ笑わせて頂きました。米国的な笑いではない、とは思いましたけれども。R-18で若い子が見れないのはちょっと残念ですが。


Filthという単語は面白いものなので観賞前に調べてみて。
Melancholia


Melancholia (2011)

泣いてもいい。笑ってもいい。
もう、世界は終わるのかも知れないから―。

Director/. Lars von Trier
Cast/. Kirsten Dunst, Charlotte Gainsbourg, Kiefer Sutherland, Charlotte Rampling, John Hurt
Genre/. Drama, Sci-Fi

Review/.
世界の終わりを本当に迎えるとは思わなかったから。


二人の姉妹。家族。
どうやったって、上手くいかない。
同化はできない。でも、どこかに見ているんだと思う。キルスティン・ダンスト演じるジャスティンの行動一つ一つに。わたしがしたいと思うことを。
もう壊れてしまっているそれを、あなたもきっと、許してしまう。

前編後編で構成されていますが、前編はキルスティン・ダンストの演技から目が離せない。後編は、私は正直なところ、絶望しかしていなかった。(そしてあの結末で、笑ってしまった。)


アレクサンダー・スカルスガルド/Alexander Skarsgårdというスウェーデン人のイケメン俳優が出ておりますのでご注目ください。
Crime d'amour


Crime d'amour (2004)

Ambition. Manipulation, Revanche.

Director/. Alain Corneau
Cast/. Ludivine Sagnier, Kristin Scott Thomas, Patrick Mille
Genre/. Crime, Mystery, Thriller

Review/.
アラン・コルノー監督の遺作。

静かに、上手に実行する(そうも見えないんだけど笑)女たちはまあとにかく怖い。
画面はオシャレに描いているが坦々と進むストーリーがまたいい。滑稽でさえある。

リュディヴィーヌ・サニエは『スイミング・プール』で大好きなフランス人女優の一人。
This Must Be the Place


This Must Be the Place (2011)

人生は美しさで満ちている。
だけど、時々、何かが変だ…

Director/. Paolo Sorrentino
Cast/. Sean Penn, Frances McDormand, Judd Hirsch, Eve Hewson, Olwen Fouere
Genre/. Drama

Review/.
大人になれない元ロックスター・シャイアン(ショーン・ペン)の、ロードムービー。
画面の中にあまりに多くのものが描き込まれていて、おなかいっぱい。
全部は受け止めきれませんでしたが、。

二時間は少し中だるみしますが、私がロードムービーに弱いからかも(好きなのに)。
へんてこな格好をしたシャイアンにひたすらついていくわけですが、
そこは流石ショーン・ペンで、彼の演技は一瞬たりとも緩まず、魅せ続ける。
そして彼の選ぶ友人らとして彼を取り巻く助演の俳優陣もお見事。


私はきっとこのラストシーンを、ずっと忘れないんだろうなと思う。
メタファーとして、ぐっときた。

「きっと ここが帰る場所」
誰にでも、どんな事情があっても、家族がいる

産まれてきたから。
La cara oculta


La cara oculta (英題:The Hidden Face) (2011)

お願い、気づいて・・・

Director/. Andrés Baiz
Cast/. Quim Gutiérrez, Martina García, Clara Lago, María Soledad
Genre/. Drama, Mystery, Thriller

Review/.
前半と後半で分かれていてとてもわかりやすいサスペンスで楽しめました。
米映画のような勢いはないが、新鮮。

後半がないと話にならないのだけれども、
あまりに"ネタ明かし"みたいな脚本に少し飽きたりもしました。
でも最後のドーン!で、うふふふふとなってしまったので負けたわーと思いました(笑)

もひとつ残念だったのが、前半と後半の繋ぎシーン。
作品全体として素敵なヴィジュアルだっただけに、もうちょっと洒落て出来ただろうに。


このオンナ、怖い。