あと少しでお弁当を食べ終わりそうな子。
他の子がもう食べ終わって遊んでいるのが気になります。

「遊びたい!」
「食べてからね」
「遊びたい!おもちゃとられちゃう!」
「食べてからね」
「遊びたい!」

残っていたのはちょっとの野菜とちょっとのごはん。
選ばせることにしました。
「野菜とごはん、どっちにする?」
「野菜!」

その子はぐいっと野菜を口に運びました。
「あと一口!」
もう一回ぐいっ!
野菜を食べきりました。

えらい!(^^)

自分で野菜と決めたんだから責任果たした。

その子はにこにこ。私もにこにこ。
その後、思う存分遊びました(^^)





こどもは、自分の要求を聞いてくれる人の言うことを聞く。
何かの本に書いてあった言葉です。

当たり前のようですが、本当にその通り。

こどもの言いなりになるということとは違うんです。交渉してみたらどうかな…。

「あと30数えたら、お友達におもちゃ貸そう」
「いや!」
「うーん。じゃあ、50!」
「…。いーよ」

交渉成立!
さて、どうなるかな。
その子は、ちゃんと約束を守ってくれました(^^)

私も妥協したし、その子も妥協した。
やりとりってこういうことなんじゃないかな。
「~持っておいで」

「…。先生が持ってくるんだもん!」。

「~ちゃんが自分で持っておいで(^^)」。

自分でできるんだから、期待してるよ!という思いを込めて促すと、すんなり行ってくれました。

指示をされるとまずは拒否する子だけど、少しずつプッシュしていっていい子かも。

自分でできる力があるんだから!