私の最初の猫は
エメ
というシャム猫
おばあちゃんちの猫で
気位高く
大人の目がないところで
よく噛まれていた
そして
人の言葉がわかる猫だった
昔は避妊手術などなく
よく孕んでは産んでいて
等々貰ってくれる人もなくり
おばあちゃんは
エメに言った
もう
飼えないんだよ
ごめんね
その言葉がわかって
エメは産んだ仔猫たちを
殺してしまったと
おばあちゃんは
懺悔のように
私に
そんなことを言っちゃいけないと
いっていた
親が子供を殺すなんて
あっちゃいけない
と
たとえ猫でも
そんな辛いことは
させちゃいけない
そう言ってた
さっきね
調べ物で
Amour を調べていたら
エメ aimer
が出てきて
フランス語で
エメ Aimer
愛してる を意味する動詞
とあって
私の最初の猫 エメを
思い出した
エメは名前の通り
愛 な猫だったのかな
私には
教育的指導が激しい猫だったけど
名は体を表す
噛んでの指導も
愛故に
そう思わないとね