春に行ってきた展覧会の話を。
以前のように、リアルタイムで展覧会の記事を綴れなくなっています。ちょっこす悲しいですが、関心のある展覧会へは足を運んで楽しんでいます。






懐かしいなぁ。
グランブーケはいつ眺めても心のなかでぐんぐんと育って瑞々しく色を描いてくれるなぁ。


公式サイトも見られない?みたいなので(私の探し方がよくないのかと思います)保存していた気に入った作品を。
作品名も正確ではないかと思います。




《ペイルルバードの小道》
《青空の下の木》
《メドックの秋》

今回は、ルドンの描く木が気になりました。
ペイルルバードにて、木々の習作を描いたり、木々を沢山描いていました。そう言われると、ルドンの作品には主題関係なく木が描かれているなぁと気づかされます。
植物へと向かう入り口でもあったのかなと思うと、木はポイントとなる描写として迫ってきます。





《善きサマリア人》
リトグラフの作品かと。
巨木が中央に伸び伸びと位置していて、道々の岩や石のごつごつ、ごろごろとした触感が伝わってきます。




こっちが
《メドックの秋》かな?
主張すぎない木々の描写がさりげなく、作品に奥行きをもたらしてるよう感じられました。
カーテンや扉の効果のようです。



『夢のなかで』賭博師
かなと。
格子の外の明るい世界。木々が覗ける。
格子のなかはなんとも真っ暗。ルドンの世界に足を踏み入れた感じ。

《キャリバンの眠り》


仏のような、不思議な生き物みたい。妖精キャリバン。煌めくエキゾチックなゆったりとした世界。言われないと、テンペストだとは気づかない。あれ、パタパタ羽ばたいてるのがキャリバンかしら?あれ?!(笑)
草木の深く鮮やかな色彩が心地よいです。


『夢想』シリーズは、エジプトっぽいオリエンタルでダークで静かな世界が好き。

こちらは、沼の花かな。
黒のルドンはやはり惹かれます。




《神秘》
ブルー系ではなく、赤やピンクの色合いに魅せられた作品です。床に広がる植物が輝いてみえますし、流れる雲が桜の花びらみたい。





ドムシー男爵の食堂装飾
ドムシー男爵とは、どんな方だったのか、😵💓城とはどのような外装、内装、歴史を持つ建物だったのか詳しく知りたかったです。
Googleで、ドムシー城と検索してヒットしたのがこちら。

ヒットしたのですが、本当にドムシー城なのかは定かではありませんが、フランスの地方の方角としては間違ってないかなぁと。。
壁画の大きさからしても、少し上に配置して眺めて楽しんだのかな。
大きかっプロジェクト、時間もかかったかと。
黄色いお花やナナカマドが漂って優しい色あい。


《眼をとじて》
ルドンがいっぱい。
お花、虫、仏に似た世界。どこか彼岸のような遠さもあるかなぁ。



花瓶と花ばな。
花瓶に生けた花を何点も描いていたのは意外ではありましたが、壁画制作や作品に植物が描かれていることを考えれば納得ですが(笑)
モノクロの世界観のイメージが強かったので、カラフルなお花を何点も描いていたことは新しい発見でした。


ドムシー城の壁画再現の間。
撮影可能だったので、せるふぱちり。

ポーラ美術館にても、ルドンをテーマにした展覧会があるようなのでそちらも行きたいなぁ。
箱根に旅行いいなぁ~。