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わたしはなんでもに話していました





「組織体制がぐちゃぐちゃだから

 わたしがやることじゃないことを山程

 やらされてて

 しかも、みんな、それを当然だと

 思ってて頭にくるし、それに、、、ちょっと不満


「今日は会議で社長に理不尽なことを

 言われて泣いてしまって、、、悲しい


「ようやく組織改変プロジェクトが

 スタートできたひらめき

 メンバーは○○さんっていうひとと

 、、、」


「LINEでいったけど

 今日○○さんとご飯食べて、こんなこと

 を言っててさ、、、看板持ち


「お昼はいつもひとりだって言ってた

 じゃん?

 でも今日はさ、○○さんと一緒になって

 、、、知らんぷり

 




でも

口に出さないこともできてきました


Hさんとは距離が近すぎるときがあるとか

Hさんから頭をポンポンされたとか





口にださないことは

無意識に頭のなかで判別してるかの

ようでした

 




「続金曜日事件」の日の前夜





お友達と久しぶりに会って

気分転換になったようで


うちに帰ると

わたしはいつもよりお酒がすすみ

饒舌で、眠くもならず


ダイニングテーブル越しにいる

の笑顔や

ごっつい手や

がっしりした肩が


「やっぱり好きだなぁ目がハート

と思って


立ち上がってに抱きついて

キスしました




は嬉しいそうに笑うと

「あちゃちゃ

 あ〜

 反応しちゃった!


 明日も早いから

 もう寝なきゃね」

といいました





そのとき

刷毛で刷いたように

薄く、薄く

心に別の感情が塗られました





それは





苛立ちでした





つづく