ここ3ヶ月ほど仕事を休み
おうちにいたので
観たかったなぁと思っていた映画を
観ることができたのだけど

一番沁みた悲しいのは
「日日是好日にちにちこれこうじつ」
2018年公開の映画ですだったかな?



ちょっとネタバレ含んでます指差し



樹木希林さんが亡くなった翌月に
公開された映画で

ひょんなことから茶道をはじめた
主人公の20才の女の子が
就職の挫折や失恋、大切なひとの死など
を経て
お茶と、そして人生における大切なこと
に気づいていく20年間の物語です




最後の方に女の子の

世の中には
すぐにわかるものと
すぐにわからないものがある

すぐにわからないものは
長い時間をかけて
少しずつ気づいてわかってくる

というナレーションがはいります 




茶道こそがそうだってことなんだけど

日毎
晴れたり、風が吹いたり、雨が降ったり
するように

わたしたちの毎日も
楽しかったり、辛かったり、悲しかったり
いろんなことがあって

そして、わたしたちは
その出来事が起こった一日だけで
「今日は良い日だった。」
「今日はついてない日だった。」
って急いで決めつけようとしちゃうけど

その出来事がよかったのか
悪かったのかは
そんなにすぐわかるものじゃないよ
ってことなのかなと思いました。




現実に起きたことは
単なる起きたことでしかなくて

それをどう受け取るかは
そのひと次第




たとえば、、、

資格試験勉強をしてるとして
ある日、模試の結果が予想より悪かった

気持ちが落ち込む日になってしまいそ
うだけど

その結果を真摯に受け止めて反省し
このままではいけないと奮起するように
なったら?

結果合格することができれば
振り返ったとき、本気で勉強をはじめる
きっかけになった良い日だったと
思うかもしれない



なので

受取りかた次第で
日日是好日

毎日、良い日




ある年の真冬
自己否定のなかにいる女の子に
樹木希林さん演じる茶道の先生が
「まんさく」という花が咲いているのを
みて
「まんさくの花は、まず咲く、から 
 ついた名前って言われているのよ
 一年の一番寒いときに咲く花もある
 のねぇ」
って語りかけるシーンが印象的でした。




もうひとつ
新年のお祝いのお茶会である初釜に
「わたし、最近思うんですよ
 こうして毎年、同じことができることが
 幸せなんだって」
と先生がいう言葉に
そうだなぁってしみじみしました




人生、みんな色々あるけど
だからこそ
毎年繰り返す初釜みたいに
同じことが繰り返せること
日常が送れることの幸せを
感じられるのかな真顔





まんさくのお花ってこんなのでした




よかったら、ぜひにっこり