日本の公務員時代に感じた“時間の不自由さ”から転身し、インドネシアへの移住を決断されたれいなさん。現在はどの国に住んでも継続できる資産設計の相談と、多視点ニュースを投資や暮らしに結びつけるオンラインサロンを運営されていらっしゃいます✨そんなバイタリティ溢れるれいなさんにお話を伺いました✨💐

 

ラナンキュラス(女性のキャリアコミュニティ@海外)では他の方のインタビュー記事も載せています👀

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  好奇心が燃料。“守る働き方”から
“選べる生き方”へ

 

── 自己紹介と、海外へ踏み出した理由について教えてください。

世界遺産図鑑を抱えて育った子ども時代から、見たことのない景色に惹かれていました。高校卒業後はシルクロードをトルコから中国まで歩き、社会人になってからは公務員に。けれど“有事なら即・霞が関”という働き方は、妊娠・出産を機にさらに自由が縮むと直感。そこで退職し、自営業に切り替えて、子どもと各国を短期間ずつ試し住みしました。体験入学とホームステイを重ねるうちに、「旅の延長線で暮らす」が現実味を帯び、“準備→実行”ではなく“実行→調整”のリズムに切り替えました。完璧じゃなくていい。走りながらハンドルを切るほうが、私の性格には合っていました。

 

 

  バリを選んだ決め手は“優しさの濃度”。
困りごとを楽しさに変換する街

──数ある候補の中から、なぜインドネシア(バリ)だったのですか?

決め手は治安と人の温度です。インドネシアは銃が身近でないうえ、イスラム文化の“持っている人が施す”価値観が生活に溶け込んでいます。私がシングルだと知ると、ママ友が自然に奢ってくれたりします。送迎も“私が代わりに行くから大丈夫よ”と助け合いが当たり前です。
文化の衝撃も大きいです。お葬式で泣かない人が多いのは、『魂が神に還るだけ』という受け止め方があるから。洪水の日に“ボディーボード通学”したこともあります。『大洪水でも当たり前に学校はある。じゃあどう楽しむ?』という発想で、親子でサーフボードと水着で集まる(笑)。困難を楽しさに変換するメンタルに、とても影響を受けました。ここ1年はロシア人移住者も増えて、ウブドにはロシア人オーナーの店が目に見えて増加。ニュースの地政学が、隣人の事情として日常に現れます。世界は“遠い話”ではない、と肌で学べるのが、この街です。

 

 

  “怒らないで説明する”へ。
親子が穏やかになるコミュニケーション

── 子育て・教育で感じた変化はありますか?

ローカルの人は怒らずに丁寧に説明します。私も“なぜそれをするの?”を一緒に言語化する習慣がつき、子どもから『今日は言い方が厳しいね』とフィードバックされることもあります。その結果、親子ともに穏やかになりました。
学校はインターで、英語・インドネシア語・マンダリンを学びます。『バリで中国語?』と思うかもしれませんが、インドネシア×中国の経済連携が進み、学校も呼応してカリキュラムが変わっています。日本語も含めれば4言語。完璧より“使えるレベルを増やす”。この発想は将来の選択肢を確実に広げます。
親として学んだのは、『整えてから始める』より
『始めてから整える』方が、語学もコミュニケーションも伸びやすいということ。毎日少しずつ“できた”が増えると、自己肯定感の土台がゆっくり上がっていきます。

 

 

  “守り”と“攻め”の可変ギア。
どこに住んでも続く資産設計

── 今の仕事とお金の向き合い方について教えてください。

お客様からのご相談では居住国が変わっても続けられる資産設計を第一条件にします(転勤・帰国・再移住を前提に、契約地・通貨・受取方法を分散)。オンラインサロンでは、同じトピックを日本/シンガポール/中東/ロシアなど複数メディアで読み比べ、見方の違いを消費と投資の示唆に落としています。日本の強みは「守る設計の緻密さ」。ただし環境が動く局面では“守り7:攻め3”→“守り6:攻め4”のようにギア比を可変にする。手元のキャッシュフロー、為替、仕事の変動リスクを並べ、“いま増やす余白”を一緒に見つけにいきます。

 

 

  “集まれる拠点”をつくる。
オンラインの信頼に体温を足す

── これから挑戦したいことは?

インドネシアの別の島でリースホールド(最長28年など)を前提に不動産を取得し、年何回か“集まれる拠点”をつくりたいです。外国人は住宅ローンが難しいので、分割入金や節目支払いを交渉してキャッシュフローを整える作戦です。政府は「バリ以外」の観光投資に予算を振り始めていて、カリマンタン(新首都計画)やロンボクなどはインフラ整備×自然資源の伸び代が大きく、投資としてのアップサイドと、コミュニティのハブという非金銭価値の両輪で設計したいと思っています。

オンラインだけでなはなく、将来的にはオフラインでも繋がれるコミュニティに育てていけたら嬉しいです。

 

 

  足りないのは、お金より勇気

──海外に挑戦したい人へ、メッセージをお願いします。

最低限の貯金があるなら、足りないのは勇気と「助けて」と言える力です。こちらでは、だれか一人は必ず手を差し伸べてくれる。完璧な英語も、完璧な計画もなくていい。“やってから整える”を1回踏み出せば、景色が変わる速度は想像より速い。自由は、待つものではなく自分で取りに行くもの。私もいま、その途中にいます。

 

 

 

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