先日、ミルクック(アイス)をたべたら、なんと!図書券があたりました!

こんなの初めてで、早速
アタリの棒を送りました!

で、送られてきました。

その中に、手紙が入っていて



「母への無言の花束」
忘れもしない感動的な結婚式....
それは、東京の由緒ある式場でおこなわれました。

新郎は夫の部下で29歳の美青年。
新婦は優しく美しい24歳のお嬢さん。

式も、披露宴も難なく進行し、宴もたけなわとなった頃、ちょっとしたハプニングがありました。

かなり、お酒を呑まれた新郎の伯父さんが、酔った勢いで大声で歌い始めたのです。始めは愛嬌とばかりに手拍子をしていた皆も、次から次へとマイクを離さないその方に、会場はすっかり白けてしまいました。

司会者が「ありがとうございました。
では、次のかたに、お言葉を」
と言っても、「黙れ!まだ歌うぞ!」と一喝するので、取り付く暇もありません。全員が困り果てザワザワする中、一人の女性が伯父に近づいていきました。介添えの女性です。

その女性は伯父さんの歌に合わせ、手拍子を取っています。伯父さんは女性に気付くと「おお、あんたも一緒に、歌えや」
と肩を抱き寄せるような格好をしました。でも彼女はにこやかな表情ひとつ変えず、「はい、ご一緒に歌いましょう。でも、その前にお料理を召し上がって下さいませ。自慢の料理が冷めてしまいますから」と優しく言いました。すると、叔父さんは「そうだな。ちょうど腹も減ってきた」とやっと席に戻ったのです。

介添えさんの機転に、皆が安堵したに違いありません。

披露宴も終わりに近づき、ご両親への花束贈呈を迎えました。

新郎のお父様がひと通り皆様にお礼を言われて少し沈黙した後、ゆっくり話を始められました。

「実は、これからお話しする事は、本当は話したくない事なのですが、ここにいる家内が、先程から真剣に頼むのです。最初は、馬鹿な事言うなと、取り合わなかったのですが...」

ここまで言ってお父様はまた下を向いて何秒か沈黙していました。

ふとお父様が顔をあげました。

目のまわりが赤くなっています。

「息子の実の母親は、今私の横に立っている家内ではありません。その事は息子も、今日我が家の一員になってくれた優美子さんもご存知の事です。息子の実の母親は、三歳になった息子を置いて家を出ました。

いえ、無理やり出されたといったほうがいいかも知れません。
嫁姑問題の悲劇と言えばおわかりいただけるかと思います。
私が未熟だった為、そういう事になったのですが、いろんな事情を知った上で後妻に入ってくれたのが家内です。

家内は私はあなたを産んではいないけれど、世界で一番あなたが可愛い、と言いながら息子に接し、家内の愛情のおかげで息子は横道にそれる事もなく成長してくれました。

今回息子が結婚するにあたり、家内は私に内緒で実の母親を捜していました。
可愛いお嬢さんと巡り合って、新しい家庭をつくろうとしているその事を、その事だけでも知らせてあげたかったと言い、いろいろな手を尽くしたらしいのですが、見つかりませんでした。

ところが皮肉なものです。
どこにもいなかった母親が、この会場にいたのです。最初に気付いたのは家内でした。
昔、二人は知り合いでしたから、お互いの顔を知っていたのです。
でも実の母親は私達や息子を見ても、顔色一つ変えず、黙々と仕事をしていました。その姿に家内がたまらなくなったようです。
もうおわかりかとおもいますが、実の母親はこの結婚式を
見事に成功させてくれた、そこにいる介添えの女性です」

会場の隅でしたを向いた介添えさんに、一斉に視線があつまりました。

新婦の優美子さんが、そして新郎の息子さんが花束を抱え、介添えさんの前に走りより、二人は無言で大きな花束を手渡しました。

彼女はただうつむいて、何度も何度も頭を下げていました。

鳴りやまない拍手と、全員の涙をすする声
それは、いつまでたってもわたしの耳から離れず、結婚式の季節が訪れるたびに思い出される感動のシーンです。

「人は逢うべき人には必ず会わされる。それも一瞬早過ぎず、遅過ぎもしない時に」


感動しました。