星野博美さんの「銭湯の女神」を
図書館で借りた。



星野さんの文章は
さらっと読めない、
ひっかかる、
動揺する、
同意する、
ドキッとする、
その清潔さが尊いと感じると同時に、
すごく共感する。
羨ましいな、とおもう。


やはり、
なにかがおかしいな、っていう
違和感は
正しい。

なんで、わたしは
これがほしいのか?
なんで、こんな気持ちになるんだろう?
いちいち確認しないと
世界に流されてしまうんだ。

~べき。
~でなければ。
という同調圧力や、
お手軽さや、
魂を置き去りにして合理性を優先することや
今を置き去りにして結果を求めることの
代償、
大きい。

わたしは小さい頃自分が 愛されてるって
おもえてなくて
それが何故か満足感のない毎日の
根源だったと思う。

何ができてもできなくても
無条件の愛って、
力なんだよね。
ふわふわは、だめ。
自分をしることは愛と
地に足をつける一歩だ。

愛って、
厳しくても優しくても、
感じるもの。

触れられたい。
笑ってほしい。
ただ、それだけ。

そんな簡単なことを
不安や恐怖やマニュアルや欲望は
わたしたちから
うばっていった。

わたしたちはみんな
巧妙な罠にかかった
おばかさんたちだったんだ。


ほんとうに大切なものは何?


窮地に立たされないとわからない、
それでは遅い。
想像力をもって、
人生を創造していかなければ、
たいせつな存在ははかなく消えてしまう。

たいせつな人、
他人も、
放っておかない人になりたい。
丁度良くなくっていい。
バカみたいに、
生きてみたい。 

この本を読んで自分の愚かさにきづいて
胸をかきむしられるような
気持ちになった。

わたしは、無になりたい。
愛で生きていきたい。




lilychuang