南シナ海に関する中国の覇権の拡大と停滞・・・。
次の触手は当然東シナ海となるわけです。
東シナ海の豊富な資源・・・、
特にガス田の開発に関してその開発や採掘を行う中国に関して
自民党政権時代からそれを問題意識としていた政治家は
少なかったと思われます。
2010年代に入り、中国の動きは彼らがターゲットとする
『 脆弱 』 = 日本に対する圧力強化に目み見える形と
なってきます。
中国の積極的な開発、採掘作業を表向きには日本との共同で
という形で提案してきた例があります。
白樺ガス田(中国名では春暁)を共同開発ではなくて共同出資
とすることを中国は要求。
この要求を当時の鳩山政権は受け入れ、出資比率の5割超を
中国側に譲る方針を決めた経緯があります。
南シナ海でのASEAN諸国の抵抗に比べて、日本のなんと
お人好しすぎる対応か・・・。
今となってはこの頃から中国にとって日本は、
この程度の交渉力かと認識されてきていたと思われます。
直接的な一触即発のケースとしてはその後、中国海軍と
海上自衛隊護衛艦との中国側による異常接近行動や、
海上自衛隊のP3C哨戒機への対空戦闘準備という
挑発行動も発生しています。
加えて排他的経済水域(EEZ)での海上保安庁測量船への
接近や調査中止要求等、実力行使はエスカレート、
記憶に新しい中国漁船の海上保安庁巡視船への体当たりという
愚挙と当時の菅政権の腰砕け対応につながっています。
このように東シナ海の南シナ海的圧力のかけかたは
エスカレートの度合いを増してきたわけであり、
中国をとって今回のて尖閣諸島の日本政府の国有化の
一連の動きはこれを「 茶番 」と言い切るに至っています。
対艦ミサイルを発射する中国海軍の新型168号駆逐艦(訓練)
(続く)
