あなたのまわりの「コミュ障」な人たち 姜昌勲 著から
あのスティーブ・ジョブズは、「支配」的コミュ障。
その特性を生かして(gifted)、世に優れた作品を残した。
本書からさらに、コミュ障的特性を生かして活躍している
ある女性が紹介されています。
誰もが知っている勝間和代氏。
積極果敢で新しいことにチャレンジングな氏の行動は、
「新奇探索行動」と呼ばれるADHD※に顕著な特性だそうです。
氏がコミュ障的特性に留まらず、それを個性として
生かしているのは、氏の合理的思考はテキパキとした
仕切りや発言に加えて、自分自身を客観視して
周辺に対する気配りやコミュニケーションを重要視
して強み、生き方としているからとも。
ADHD的な検証では
・報酬系
・実行機能系
・時間処理系
この3つの神経伝達回路が重要とされるようで、
氏の場合この3つが非常に上手くバランスがとれた
コラボをしているから優れた行動特性に
つながっていると本書では掲げています。
専門的な領域なので(^^;
本書や他の専門書、情報からの補完をおすすめします。
いずれにしても、
「コミュ障」について短絡的な考えや誤解を知り
また狭いくくり方をしないで、細分化されている
特性要因を知ることができる良書であると思いました。
※注意欠陥・多動性障害