こんにちは。セラピストの橘 和花です。

 

 

紅葉も終わり、本格的な冬の到来を感じる今日この頃

この時期になると、お肌が乾燥してきますよね。

 

 

お肌が乾燥すると、スキンホメオスタシスが乱れ

様々な肌トラブルが起きやすくなります。

 

 

例えば、ニキビ、シワ、シミ。

また、毛穴が目立ったり、ヒリヒリしたり

 

 

ファンデーションも綺麗についてくれず

乾燥を放置すると、いいことが一つもありません。

 

 

だから今日は、

今年こそ乾燥肌を克服したい!!」という方のために、

「保湿」について、お話をしたいと思います。

 

 

このブログを読むことで、

 

ぶーぶー正しい保湿の方法がわかる

ウサギ良い化粧品と、悪い化粧品の見分け方がわかる

しっぽフリフリ皮膚の組成と、化粧品成分の基本の「キ」がわかる

 

そんな効果が期待できると思います。

 

 

人肌恋しくなる季節。

ガサガサのお肌では台無しですあせる

是非、しっとりすべすべのお肌で迎えましょう恋の矢

 

 

 

 

まず、「化粧品とは何なのか」についてぶーぶー

 

 

以前にも、ブログに書いたのですが、

 

 

 

化粧品とは、旧薬事法によって

「人体への作用が緩和なもの」と定められており、

作用する範囲は、角質層までと法律で決められています。

 

 

 

 

角質層とは、皮膚の最表層、0.02㎜の部位であり

人間の一番外側にある、死んだ細胞の集まりです。

 

 

血管、リンパ管、神経、筋肉、内臓、骨

そういった、内側にあるものを

「保護」するために、全身に存在する器官です。

 

 

死んだ細胞とは、すでに「核を失った細胞」ですので、

雨風や紫外線に晒されても、DNAが損傷する心配はなく

生きている細胞たちを覆い、守ることができます。

 

 

もし、角質層のバリア機能が脆弱だと、

 

例えば、紫外線や摩擦による炎症が起きやすくなったり、

(→クーパーローズ(毛細血管拡張症)や、シミができやすくなる)

 

異物に反応しやすくなったり、

(→アレルギーやアトピーが起こりやすくなる)

 

皮膚の角化に異常が生じ、角質肥厚を招くなど、

(→角質肥厚によって、美容成分の浸透を妨げ、より乾燥が悪化!!)

 

お肌の、健康と美化が、損なわれてしまいます。

 

 

ですから、まず第一に、化粧品を使用する目的は、

角質層の「バリア機能」を正常化する

ということだと、私は考えます。

 

 

そして、第二の目的が、

「お肌を美化する」ということです。

透明感のある、みずみずしいお肌は、とても美しいです。

 

 

そんな、「美しいお肌を維持するため」に、

そして、最大の目的である、

「お肌のバリア機能を正常に保つため」に、

 

 

何よりもしなければならないことは、「保湿」です。

 

 

保湿には、二種類の保湿があります。

「真皮層の保湿」「表皮層の保湿」です。

 

 

皮膚には、真皮層と、表皮層があります。

 

皮膚全体の水分量を「100%」だとしたときに、

「70%」の水分を保持しているのが「真皮層」です。

 

 

なぜなら、肌の水分というのは、

血管から血液を通してもたらされるものであり、

 

 

血管がある真皮層は、

血管がない表皮層に比べ、

圧倒的に水分量が多いのです。

 

 

表皮層は、30%の水分が必要ですが、血管がないので、

真皮層から水分を流してもらうしかありません。

 

 

もし、血行不良や、真皮層の細胞の衰え・減少によって

真皮層の水分が、60%、50%と減少してしまったら…

当然、表皮層に流れる水分量も少なくなってしまいます。

 

表皮層は、真皮層から毛細血管を通して

水分と栄養をもらい、細胞分裂をすることで

新しいケラチノサイトを生み出していますので、

 

 

真皮層が、水分を蓄える力を失えば

どんなに高級なお化粧品を使用していたとしても

表皮層の脱水は免れず、衰える一方です。

(深く刻まれるシワやたるみは、真皮層の水分不足が原因です)

 

また、皮膚は表面にいけばいくほど、

水分が蒸発し、水分量が少なくなっていきますので

 

 

角質層は、皮膚の中で、最も水分が少ない場所であり

水分の蒸発を防ぐためには、「油」が必要です。

 

 

皮脂と、汗が混ざってできた「皮脂膜」によって

角質層の水分は、蒸発を防ぐ必要があるのです。

 

 

でも、寒い季節は、皮脂も汗も出にくく、

皮脂膜が形成されにくいため、乾燥が悪化しがちです。

 

 

皮脂膜は、pH「弱酸性」を保つことによって

菌の繁殖を防ぐ役割がありますが、

 

 

乾燥肌や、敏感肌のお肌は

pHが「弱アルカリ性」に傾きやすく、

スキンホメオスタシス(恒常性)が乱れがちなため

 

 

「表皮層の保湿」では、

「皮脂膜の形成を助ける」ことにより

スキンホメオスタシスを、一定に保つこと。

 

 

そして、角質層の組成に基づく(←ここがポイント)

「水と油を補い保湿してあげる」ことが大切です。

それによって、「バリア機能」が正常に保たれます。

 

 

幸い、角質層には、化粧品が浸透しますので、

「表皮層の保湿」は、化粧品で行うことが可能です。

 

 

昨今は化粧品が溢れすぎている上に、SNSも広告も

メディアには、本質的なことはなかなか書かれません。

ですから、化粧品の選択が非常に困難です。

 

 

ですが、今、化粧品は

「全成分表示」が義務付けられています。

ですから、知識さえあれば、情報に惑わされることなく

化粧品の良し悪しを判断することができますグッド!

 

 

ですから、是非、最後まで

お読みいただきたいと思うのですが、

 

 

まずは、「真皮層の保湿」からお話したいと思います。

 

 

「真皮層の保湿」は、

美しいお肌を保つために、非常に重要です。

「老化」は、真皮層の乾燥や衰えからはじまります。

 

 

真皮層には、70%の水分が必要だと先に述べました。

ですが、真皮層には、化粧品成分が入りません。

 

 

なぜ、真皮層に

化粧品を入れることができないのでしょうか?

 

 

真皮層には、「血管」があるからです。

 

 

もし、化粧品成分が真皮層、

すなわち、体の内側に入ってきてしまったら、

その成分は血液に取り込まれ全身を巡ることになります。

 

 

それは、決して「緩和な作用」ではありません。

 

 

一方で、「医薬品」は、真皮層の血管に入ることで

「治療効果」をもたらすように作られています。

 

 

表皮層を通過し、体の内側に入らなければ

高い治療効果は、出すことができないからです。

 

 

ですが、医薬品には、副作用があります。

高い治療効果がある代わりに、

医薬品には、副作用がでる可能性がありますから

 

 

用法・用量が定められ、

医師や薬剤師の指示のもと使用する必要がありますね。

 

 

ですが、化粧品は、ドラッグストアなどで

誰もが気軽に買え、自由に使える「嗜好品」です。

用法も、用量も、しっかりとした決まりはありません。

 

 

ですから、誰もが安全に使用するために

化粧品の作用は、相当緩和である必要があります。

体に副作用が出ることなど、あってはならないからです。

 

 

ですから、化粧品は、真皮層には入れません。

 

 

もし、「真皮層に入る」と謳っている化粧品や、

エステのメニューがあったとしたら、注意が必要です。

法律に違反しており、詐欺商品の可能性が高いからです。

 

 

人体は、血液が流れているところに

外から何かが入ってきたら、それは異物と捉えられ

「免疫システム」が作動します。

 

 

好中球やリンパ球、NK細胞などの免疫細胞によって

そのほとんどが、処理されてしまうでしょう。

(経皮吸収した精油は真皮層に入り、血液に入りますが、

そのほとんどは免疫細胞によって処理されていると考えられます)

 

 

ですから、化粧品の美容成分が真皮層に浸透し

コラーゲンや、ヒアルロン酸となり、働いてくれる

・・・ということは、人体の構造上考えられません。

 

 

また、化粧品には、添加物も入っていますので

それがいとも簡単に血液に入ってしまったら大変です。

 

 

では、

化粧品を使わずに真皮層を保湿をするためには

一体、どうしたら良いのでしょうか?

 

 

その答えは、エステティック」にあります。

 

 

真皮層の保湿において

何よりも大切なのは、真皮層の「血行促進」です。

 

 

先ほども言いましたが、

肌の水分は、血液によってもたらされます。

 

 

ですから、真皮層は、血行促進をすることで

水分をたくさんもたらすこと(保湿)が可能なのです。

 

 

エステティックトリートメントは、

血液循環の促進を、一番の目的に行っています。

 

 

化粧品が浸透しない、

でも、保湿を絶対に欠かしてはならない真皮層に

血液を送り、水分で充し、「細胞を肥やす」ためです。

 

 

血液からもたらされた真皮層の水分は、

「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」

によって保持されています。

 

 

ですから、これらが減少してしまうと、

真皮層の水分量は減り、

ハリや弾力も損なわれてしまうのですが、

 

 

残念ながら・・・

紫外線、糖化、酸化、更年期(エストロゲンの減少)etc

これらが減少する要因は、溢れています。

 

 

ですから、

「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」

を作り出している、

 

 

真皮層にある線維芽細胞」を活性化することを

真皮層の保湿において、絶対に忘れてはいけません。

 

 

線維芽細胞は、温度が低いと働きませんので、

 

 

「皮膚温を高める」ためにも、

エステティックトリートメントは非常に有効です。

 

 

「細胞を活性化」するために、

まずは、体の中、皮膚の中の温度を高め、

 

 

血液循環を促進することで、

線維芽細胞に「栄養と水分」をしっかり届け

 

 

それによって、

「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」

たくさん作られれば、

 

 

「保湿」「活性」「組織の強化」が叶います。

 

 

シワやたるみを防ぎ、

いつまでも、若々しい素肌を保つためには

この3つのどれが欠けてもいけません。

 

 

そして、細胞が活発に働いてくれたなら

代謝産物として、「老廃物」が発生しますので、

それを、もれなく「排泄する」ということも大切です。

 

 

静脈や、リンパ管に、老廃物をきちんと流し

排泄(ドレナージュ)することも、

エステティックだからこそできる特殊な技術です。

(↑ドレナージュを正しく理解し、できているエステティシャンに

私は、あまり出会ったことがありません

 

 

宝石赤皮膚温を高める

宝石赤血液循環を促進し水で充す

宝石赤細胞に栄養を送り肥やす

宝石赤細胞を活性化する

宝石赤組織を強化する

宝石赤老廃物を排泄する

 

 

これが、「真皮層を保湿する方法」であり、

エステティックトリートメントの基本的な効果です。

 

 

エステティックを定期的に受けると

お肌の水分量や、ハリや弾力が保たれることは

いうまでもありませんアップ

 

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ノーファンデ肌を維持するために、私は、月1〜2回、
フェイシャルトリートメントで真皮層の保湿・強化をしています💆🏻‍♀️
皮脂が出ず、シワができやすい「首」は、特に、保湿が必要な場所です。
継続すると、本当に、お肌が変わっていきますよウサギ
 
 
ですが、闇雲に
ご自身でマッサージをすることは、お勧めできませんビックリマーク
 
 
以前、こちらにも書きましたが、
巷に出回っているセルフマッサージは、非常に危険です。
 
 

表皮層から真皮層までは約2㎜と、肌は非常に薄いです。

強い力や、摩擦を加えるのは、絶対にダメビックリマーク

 

 

自己流マッサージによって、生きた細胞を傷つけたり

毛細血管を破断させてしまう可能性はとても高いです。

 

 

正しい知識と技術を持った、プロのエステティシャンに

お任せしていただくことをお勧めします。

 

 

ということで、Part.1はここまでですぶーぶー

 

 

長文、最後までお読み頂き、有難うございます。

本当に、お疲れ様でした☕️

 

 

次のブログでは、「表皮層の保湿」の方法を

綴っていきますねラブラブ

 

 

それでは、Part.2でまたお会いしましょうオバケオバケオバケ

 

 

Part.2へGOぶーぶー