関東平野で墳活
埼玉県比企郡にある
【吉見百穴】に
行きました
吉見百穴
説明板
・古墳時代後期(6〜7世紀)の
横穴墓群。
・太平洋戦時下に地下軍需工場が
造られ、十数基が破壊されたが
219基が現存している。
・大化の改新の翌年(646年)に
「薄葬令」(簡単に葬り、古墳の
造営を禁止する法律)が出された
ので造築されたと考えられる。
・一帯は凝灰質砂岩という掘削を
しやすい岩盤。
・横穴墓の入り口に石の蓋
(緑泥石片岩)が立てかけられ
玄室内には棺台が複数あるので
追葬が行われていた考えられる。
(有力者と家族の墓)
・明治の調査の時は、土蜘蛛
(コロポックル)の住居と
考えられた。
急な階段を登ります
足元が悪いのでトレッキング
シューズなど、踵がある靴で
登ることが望ましいです
所々に説明板があります
入れる玄室もあります
のみの跡が残っていて
古い時代の落書き?も
もありました
2つの棺座が見えます
玄室から外を見る
棺座
ローマで見学したカタコンベに
そっくりで、敦煌の莫高窟の
ようで(←行った事無いけど)
日本とは思えない不思議な
場所です
急な崖です
見晴台からの眺め
この日は富士山が綺麗に
見えました
富士山が見える崖を選んで
墓を造ったのでしょうか
富士山
地下軍需工場跡
残念ながら、現在は内部の
見学が出来ません
空襲を避けて航空部品の
製造が行われたそうです
ヒカリゴケ(天然記念物)
中部以北の山地に見られ
関東平野では生育していない
そうですが、吉見百穴の気温と
湿度がヒカリゴケの自生に
適しているそうです
神秘的な光でした
付近の地図
吉見百穴の2.5km北東にある
【黒岩横穴墓群】は吉見百穴
よりも大規模で、500基以上の
横穴があるそうです
行きたかった古墳に来られて
嬉しかったです