父も母もいない年が始まった。
元旦は家でゆっくりし
2日に、お墓参りに行った。
行ってみて、ビックリした。
お墓の両隣の隣、つまり、うちを含めて
3家が同時刻に御墓参りをしていた。
右隣も新しいお花がお供えされていた。
御正月は御墓参りが多いのね!! 知らなかったー。
両親も御墓参りは春と秋のお彼岸のみだったし
私自身も、御正月の御墓参りは人生初だった。
快晴で日向はポカポカ暖かく、
お水をかけて、お花を添えて、さて、御線香。
マッチでつけてもすぐに消えちゃう。
あれ?
私も旦那さんも、実は自身で御線香の束に火を付けたことがないことが判明。
焦って何度も試してるうちに、マッチ箱を濡れた石の上に置いてて
全体的に湿ってしまい、マッチ自体もロクに火がつかなくなる〜😱
遠い子供の頃の記憶を必死で思い出す。
そうだ! 母は新聞紙を燃やして、それで御線香に火をつけてたような。
100円ライターを持参してたので、御線香を包んでいた紙を燃やしてみる。
炎上🔥 ビビる😱
しかし、火の元が、これしかないので
私と旦那さんさんで、それぞれ御線香の束を握って
炎に突っ込んで、なんとか着火させる。
我々は御線香を束にしていた帯をはずしてしまったので
御線香立てに差しても、ブワッと広がってしまい
せいぜい2,3本から煙ちょろちょろ。
なんか隣の隣の、御線香が良い感じで煙をあげてるのと
随分と違って、カッコ悪い😑
おかしいなぁ。
もう一度、残っていた紙切れを燃やして、御線香の着火を試みる😤
なんとかようやく全体的に煙が上がった🙌
やれやれ。
ここまでの過程で、きゃー❗️とか、わー!とか、あれー!?とか、
そのうちゲラゲラ笑いながら、とてもいい歳をした大人とは思えない我ら😅
母の呆れた顔と、父の笑った顔が、目に浮かんだ。
次回は、もっとうまくやるよ!と心の中で呟きながら、お参りする。
それにしても、ここに納骨して本当に良かった。
多摩霊園は、広大で静かで厳かで、とてもいい。
お墓の数だけで、2万だったかな。
それぞれのお墓に数名眠っているとしたら
この敷地に実に10万人近くが眠っていることになる。
一人一人それぞれの人生があったのだなぁ。
こうして、誰もがいつか亡くなり、時間は続くのだなぁ。
寂しい気持ちだけでなく、穏やかな清々しい気持ち、優しい気持ちが湧いてくる。
帰り道、旦那さんが、また色んな季節に来よう。
我らが定年するくらいまで、ここでいいんじゃない、と言ってくれた。
母は墓じまい&合葬を希望したけれど
10年くらいは、ここに眠ってもらって会いに来よう。
お部屋のお花も、たまには真っ白もステキ。