父が亡くなったのは、昨年の8月終わりだが

父に直接最後に会ったのは、1年前の今日だ。


1年前の今頃は全国的にコロナ急増し、病院は大混乱。


父は老健にいて、数日前から食事をほとんど取れなくなり

看護師ができる点滴も限界となり

病院入院による中心静脈による栄養補給が必要だと

老健の皆様が必死に入院受け入れ先を探してくれた。


なので、1年前に入院できたときは、正直ホッとした。


処置室から病棟に移動するまでの数分間、父に直接会えた。

話をするわけでもなかったけれど、父は私をちゃんと見てくれたし

私もお父さんと呼びかけた(気がする)。


入院後は当然ながら面会謝絶であり、その後、コロナに院内感染し

集中治療室の中の、さらに隔離された部屋に移ったため

意識混濁の危篤状態になってもなお、その部屋に入ることはできなかった。


なので、なんの隔たりもなく会えたのが、1年前のあの日が最後だったなぁ。


一昨年に亡くなった母にしても、昨年の父にしても、

本当に最後の最後の頃であっても

少なくとも私がそばにいた時は、

目を開けている時は、ケロッとした感じでいてくれたし

意識混濁の時でも、それほど非常に苦しそうという程でもなく

2人とも立派に旅立ったというか、子供に迷惑かけようとしなかったというか、

目をつぶって両親の最後の様子を思い出したときに、救われるような思いがする。


お父さん、お母さん、最後まで、ありがとう。


現在、最後の相続手続きと、来月の実家処分に向けて、私も頑張らないとね。