先日、学生時代の同期4人と会う機会があった。

5年ぶりかな。


予約していたレストランで4人で食事をした。


久しぶりなので、いろんな話題が飛び交う。

何も私も殊更に両親のことを言うつもりはなかったが
わざわざ隠して、後から喪中お知らせで分かるのも水臭いだろうし
話の流れで、昨年に続き、先日、父が亡くなったことを
さらっと伝えた。

すると、1人が、
そうだったんだー
うちも数年前に父が心臓の手術で入院になり
その最中に母もダブル入院になって
そのときは実家テレワークにさせてもらったわーと。
入院先に洗濯物を届けてもさ、コロナ禍の面会禁止で
病院に行ったところで会えるわけでもなくてさーと
当時の大変さを語り始めた。

そうだったんだー、大変だったねーと。

ここまでは、話の流れからの会話だ。

彼女は続ける。

今は両親とも元気でさ、父も手術前は坂道歩くのも大変だったけど
今は自分で運転して、両親でどこそこに旅行に行っててさーと喋り続ける。

特段、腹が立つとか感情が湧いたわけでもないのだが
ふーん…たった今、こちらは両親相次いで亡くなった話の後に
そんな風にペラペラ話すような人だったっけ…と
ぼんやり思いながら、途中から聞いてなかった😅

学生時代のクラブは結束が強く、非公式、公式行事と
何かとOBOG集まりがあり
今までは、それに参加すると、同期達と意気投合し
やっぱブランクあっても、あっという間にあの頃のように話せるねー!と
皆言うし、私もそう感じてたし、いつも非常に楽しいものだった。

だけど、今回は、今は、それぞれの人生や生活があって
今の相手の状況を察して思いやる、
というには、距離感があるのだなーと思った。

ちなみに彼女とは前から翌日の約束もしていて
たわいもない話で大笑いして実に楽しいドライブだった。

親を亡くすということは
経験しないと分からないものなのだろう。

学生時代は親友とも言える仲だったけど
当時、お互いに大きな人生の悩みや挫折なども
まだ経験してなかった頃だしな。

非常に大きな悲しみを経験し、
あぁ私はそれが分かるような人間になれたのかもなぁ、
そういう人であり続けたいと思った。