「悪の教典」 貴志祐介
とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか?
晨光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAから信頼され彼らを虜にしていた。そんな〝どこから見ても良い教師〟は、実は邪魔者は躊躇いなく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。少年期、両親から始まり、周囲の人間をたいした理由もなく次々と殺害してきたサイコパス。美形の女生徒をひそかに情婦とし、同僚の弱みを握って脅迫し、〝モリタート〟の口笛を吹きながら、放火に殺人にと犯行を重ねてゆく。
社会から隔絶され、性善説に基づくシステムである学校に、サイコパスが紛れこんだとき――。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー傑作長編。
やっと読みました、の「悪の教典」。
以前、これを読んだ友人が「悪の教典は後半がなぁ~・・・」と言ってたのがわかりました。
途中からサイコパス教師で主人公であるハスミンが暴走しすぎかなぁ~。 もう暴走暴走・・・そこまでやる? やりすぎ感大。
映画化されてるだけあって、途中からは映画チックです。 アクション多め・・・というかほぼほぼ派手なアクション。
映像化見越しての、このストーリーこの展開なんではないかと思う。
貴志祐介さんの小説の中でも、色々と殺人をテーマにしたものはありますが、読んだ後の気分の悪さで言うとダントツかも。
救いようのない展開と言いますか。
でも読みやすいです。 グイグイ読ませてくれます。
緊迫した雰囲気にはハラハラします。
サイコパスものの小説が読みたいな。