「幻夜」 東野圭吾

 

おまえは俺を殺した。俺の魂を殺した――
1995年、阪神淡路大震災。その混乱のまっただ中で、衝動的に殺人を犯してしまった男。それを目撃していた女。二人は手を組み、東京に出ていく。女は、野心を実現するためには手段を選ばない。男は、女を深く愛するがゆえに、彼女の指示のまま、悪事に手を染めていく。やがて成功を極めた女の、思いもかけない真の姿が浮かびあがってくる。彼女はいったい何者なのか――謎が謎を呼び、伏線に伏線が絡む。驚愕のラストシーンまで一気呵成の読みごたえ。ミステリーの醍醐味にあふれた傑作大長編。あの名作『白夜行』の興奮がよみがえるミリオンセラー。

 

 

「白夜行」の続編とも言える、「幻夜」です。

最初は阪神淡路大震災を題材にした小説?と、ふ~ん・・・と読み進め、「白夜行」と繋がってるの?どっちなの?と気になる展開。

 

全体的には「白夜行」のほうが面白かったんですけど、「幻夜」はラストが・・・・!

最後の1行が鳥肌なのです。 そこにやられた。

ゆえに、めちゃくちゃ印象に残った。 面白かったです。