「ハサミ男」 殊能将之

 

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。

 

 

叙述トリックの小説でよく名前のあがる、「ハサミ男」です。

読み始めると、猟奇的に殺人を行うわりに、自殺願望があり、様々な自殺行為を繰り返す主人公。

不思議な印象を受けます。

 

結論として、そこまで印象には残りませんでした、私は。

もうちょっと意外性と驚きが欲しかったです。

 

殊能将之さん、作品数が少ないなぁと思っていたら、お亡くなりになっていたんですね。

49歳。 それを知ってショックでした。