「椿山課長の七日間」 浅田次郎

 

 

 激務がたたり脳溢血で突然死したデパートの中年課長が、たった7日間の期限つきで現世に舞い戻ってくる。ただしみずからの正体を明かすことは許されず、39歳の独身美女の姿を借りているため、行く先々で珍騒動が巻き起こる。家族に、仕事に、やり残したことをやり遂げ、主人公は無事成仏できるのか。行動をともにするやくざの組長と小学生のストーリーをからめつつ描かれる、ハートウォーミングな「死者の自分探し」の物語である。

 

 

 

読もう読もうと思っていた「椿山課長の七日間」、やっと読みました(○´д`A)

浅田次郎さん自体、久しぶりになってしまいました。

 

 

結論から言うと、すごくいい作品!

この世に未練を残したまま亡くなってしまった主人公は、あの世で天国に行けるというのに納得がいかず、1週間だけ現世に戻ることになります。 

そうして見えてきたものは・・・・・自分が今まで見てきたもの、と思っていたものと随分違ったんですね。

 

それ以外に、主人公のほかに人間違いで撃たれて死んでしまったヤクザと、事故で亡くなった男の子のエピソードも並行して進んでいきます。

 

 

終盤が本当に感動したんですけど、最後はそういう終わり方ですかと! 印象的な終わり方です。

朝日新聞で連載されていたみたいですね。 

とても読みやすかったです。 この本もおすすめ!