「よるのふくらみ」 窪美澄
同じ商店街で幼なじみとして育ったみひろと、圭祐、裕太の兄弟。圭祐と同棲しているみひろは、長い間セックスがないことに悩み、そんな自分に嫌悪感を抱いていた。みひろに惹かれている弟の裕太は、二人がうまくいっていないことに感づいていたが――。抑えきれない衝動、忘れられない記憶、断ち切れない恋情。交錯する三人の想いと、熱を孕んだ欲望とが溶け合う、究極の恋愛小説。
これは面白かったです!
前も窪さんの作品そうだったかなぁ、章によって登場人物の目線が変わるの。 最初はみひろ目線。 次は裕太目線・・・。
こうだと思ってたのに、また目線が変わると実はこういうことだった、みたいな。
窪さんは見せ方が上手いと思う。
登場人物に魅力があって、すごく物語に入り込めます。
終わり方も好きな終わり方でした。